内容説明
ゼロ成長こそ日本が生き延びるチャンス。20世紀の常識を今くつがえせ!21世紀を豊かに生きるために。
目次
第1章 タイタニック現実主義
第2章 「非常識」な憲法?
第3章 自然が残っていれば、まだ発展できる?
第4章 ゼロ成長を歓迎する
第5章 無力感を感じるなら、民主主義ではない
第6章 変えるものとしての現実
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フリスビー
20
内容が濃くて、読むのに時間がかかりました。「経済発展」は、自然なことではなくて、むしろ戦後作られた不自然なイデオロギーだと看破したことが一番の読みどころです。経済成長とは、コマーシャルによって不必要なものを買わされることによって成り立っているのですね。全面的に賛成はできませんが、いろいろと目から鱗の内容でした。2014/05/24
魚京童!
17
なれないのだ。豊かの指標が経済だから。しょうがないよね。違う指標を作ればいいけどさ。疲れちゃったよね。考えるのが面倒だよね。最低限の生活が保障されてないのに、民主主義もへったくれもないよね。とりあえず誰かから奪って、自分が生き残る。世界は幸福に向かってる。とりあえず死ななくなってる。生殺しだ。生殺しを幸せだと感じるようになっている。それでいいんじゃないかな。もう知らないよ。2019/06/09
takeapple
5
ダグラス・スミスの言うことは至極真っ当なことなのに、そしてそれは真理だと思うのに、なぜ世の中はそうならないのか、大いなる憤りを感じる。2012/07/24
dumonde
1
2000年に出版された本。自民党が政権を奪還し、野党時代に遅れをとった経済成長に拍車をかけようとしていたり、憲法の改訂を試みようとしているが、自民党がかつて政権を奪われた時、そういった路線に対する不満や視点の転換を民衆は求めていたように思う。そして、そのことを今では、自民党も民衆も忘れつつあるように思う。この本の指摘していることは、出版後12年経った今でも、というか、今だからこそ響く視点を提供してくれているように思う。2013/01/16
ソフトバンク
0
アメブロに書きました http://ameblo.jp/softank/entry-11252004349.html2011/10/30




