富士山にのぼる

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 23X27cm
  • 商品コード 9784774611471
  • NDC分類 K748
  • Cコード C8040

内容説明

10代の頃から世界を旅し、エベレストをはじめとする7大陸の最高峰すべてに登頂をはたした石川直樹が子どもたちへおくる、はじめての写真絵本。

著者等紹介

石川直樹[イシカワナオキ]
1977年東京生まれ。2000年北極から南極を人力踏破、2001年七大陸最高峰登頂を達成。人類学、民俗学などの領域に関心をもち、行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表し続けている。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了後、現在、多摩美術大学芸術人類学研究所研究員。さがみはら写真新人奨励賞、ニコンサロン三木淳賞、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞、開高建ノンフィクション賞、東川賞新人作家賞など数多くの賞を受賞。絵本は『富士山にのぼる』が初めて(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やすらぎ

172
日本一高く、人々を魅了する富士山。麓に広がる原始の森、溶岩の森。降り積もる雪、流れる雨。染み込む大地は清らかに、洞穴の静寂に雫を奏でる。光の届かないこの世界にも、たくさんの生き物が潜んでいる。我々もここにいる。…頂に立ってしまえば、もうその先はない。太陽に照らされた一面の雲海に、自らの大きさが分からなくなる。しかし、雲も空も風も、どこまでも続いている。遠くには人々の営みの明かりが灯ることだろう。今宵は星空の近くで眠るのだ。そして曙を待ち歩みだす。冒険家、石川直樹さんが登る冬富士。終わることのない旅は続く。2022/06/25

アキ

80
石川直樹の初絵本。写真ももちろん彼自身。冬の富士山の登山は、だれもいない一人だけの世界。自分の足音と呼吸の音しかしない。夜のテント。夜空はぼくだけのもの。眠りながら樹海と氷穴のことを想う。冬の富士山は氷と雪とはげしい風の世界。ついに頂上に立つと、日本で一番高いところにぼくだけがいると実感する。著者が初めて真冬の富士山に登ったのは19歳の時。富士山は、100-70万年間に伊豆半島が衝突してできた小御岳から、10万年前の古富士、1万年前の新富士となり、約300年前に噴火した。今も噴火の可能性を秘めている。2021/02/09

greenish 🌿

49
リゾナーレ八ヶ岳「Book&Cafe」にて読了 ---エベレストをはじめ7大陸の最高峰に登頂を果たした著者が子どもたちへ贈る写真絵本。 富士山を毎日眺めて暮らしているのに、未だ登ったことのない私。でも石川さんのシンプルな言葉と臨場感たっぷりの写真とで、疑似体験させてもらった気分に…。富士山の雄大さも過酷さも、そしてその山に臨む高揚感も感じられ、好奇心いっぱいの子供たちへの素敵なメッセージに溢れています。「見慣れた中に、しらないことがたくさんあることに、ぼくは気付いた」冒険家らしいこの言葉、響きました!2016/03/15

イスタ

41
図書館で見つけて借りてきました。子供たちに読んで欲しかったのに2人とも興味ないと言われたので…悲しく1人で読了。父が登山が好きで小さい頃からよく連れてってもらいました。夜に登り始めて途中で見る満点の星空とか大好きでした。富士山も登りました。2回とも友達とワイワイしながら登ったのであっという間だった記憶。冬山も何度となく登っています。残念ながら子供たちはあんまり乗り気じゃないので、行く機会も減ってます。好きになってくれると母は嬉しいけれど。。2020/07/28

はな

28
雪の中を険しい道を一歩一歩、登る。夏富士はかろうじて制覇しやすいが冬の様相は全く違っている。そのまま現地からのレポートのように、わかりやすく、具体的で、写真も美しい。風の強さ、テントで過ごした夜、そして朝。新しい本ではありませんが低学年の読み聞かせで使いたくなりました。2014/02/03

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