内容説明
どうぶつえんのなまけものはきにへばりついているだけのなまけものにみえるけれど…。
著者等紹介
ねじめ正一[ネジメショウイチ]
1948年、東京都に生まれる。1981年詩集『ふ』(櫓人出版社)でH氏賞受賞。1989年、小説『高円寺純情商店街』(新潮社)で直木賞受賞。2004年、『まいごのことり』(佼正出版社)でひろすけ童話賞受賞
村上康成[ムラカミヤスナリ]
1955年、岐阜県に生まれる。創作絵本、ワイルドライフ・アートなどで独自の世界を展開する自然派アーティスト。『ピンクとスノーじいさん』『ようこそ森へ』(共に徳間書店)、『プレゼント』(BL出版)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『ピンク!パール!』(徳間書店)でBIB世界絵本原画ビエンナーレ金牌、『なつのいけ』(ひかりのくに)で日本絵本大賞などの受賞を重ねる。伊豆高原に村上康成美術館がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シナモン
113
図書館本。昼間木にへばりついてるだけのなまけもの。夜は何をしているのでしょう。実は…。運動不足を気にしたり、日記をつけたり。ほんと、きちょうめんななまけものさんでした。昼間のなまけものの姿、あれもちゃんと予習してたんだね 笑2019/11/21
紫綺
108
なまけものって陰の努力家だったんだね。人間のなまけものみたいになりたくないからって・・・。なまけものに笑われないようにしよっと(笑)。2014/10/18
Kawai Hideki
69
動物園のナマケモノは、怠け者に見えて、案外、几帳面で努力家かもしれないよ?という妄想絵本。トレーニングウェアに着替えて、動物園内をランニングする姿に「ああ、俺はナマケモノにも負けてしまったなあ」と思ってしまった。あの緩慢な動きは、ナマケモノの日々たゆまぬ努力と汗の結晶かもしれないのだ。2016/11/02
けんとまん1007
41
え~~~っ、そうだったのかあ~、やられたあ~。そうなんだよねえ~、真の姿を見せないのがいいんだよねえ~。能ある鷹は爪を隠すとか・・・。でも、こういう視点で考えると、そんなふうに見えてくるから、面白いもんだ。2016/11/08
パフちゃん@かのん変更
33
ユーモラスな絵本。昼間はのんびりしているなまけものも夜はナマケモノと言われないように様々な努力をしているんです。子どもにウケると思います。2013/11/02