内容説明
1年に1度、どこかの家に回ってくる「つきとうばん」。とうさんといっしょに月のタネをまいた。星の実をたべた。父と息子のひと夏のできごと。月の光に優しくつつまれる1冊。
著者等紹介
藤田雅矢[フジタマサヤ]
1961年京都生まれ。作家、植物育種家、農学博士。1995年、『糞袋』で第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。同年、「月当番」で第26回JOMO童話賞佳作。2000年、短編「奇跡の石」で第12回SFマガジン読者賞国内部門受賞
梅田俊作[ウメダシュンサク]
1942年京都生まれ。絵本作家。『ばあちゃんのなつやすみ』(岩崎書店)で絵本にっぽん賞受賞、『このゆびとーまれ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞、『しらんぷり』で日本絵本大賞受賞、『14歳のタウタウさん』で日本絵本賞選考委員特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
65
こんな当番なら、何を置いてもやりたいな‼️やりがいMAX、まっくらな夜空を華やかにする♪2018/09/02
パフちゃん@かのん変更
36
畑で月と星を育てる。月や星は落ちてくるんですよ。で、食べてしまう。不思議な話で、絵の雰囲気も良い。2013/10/20
そる
29
これも以前の職場の同僚、青年から「どんなにきみがすきか⋯」と一緒にもらいました。つきとうばんは何年かで回ってくる。回ってきたら種が届くので、蒔くと星がたくさんと月が生えてくる。育ったら秋の夜空に向かって投げていくと満月と星空になる。この話は月が手違いで種が2個あって、今年は月が2個になってしまった、と。星は食べると口の中でぱちぱちはじけてほっぺが光る。とってもファンタジーでキレイなお話です。親子もいい関係。私は好きな世界です。青年、分かってるなぁ。結構乙女(笑)。私もそういうとこ残念ながら乙女(笑)。
ちゃこばあ
27
あっつ星たべちゃったあ!ええ~っつ最後には月も!ふふふ・・・。子供の時に経験して、次は親になったころに回ってくるらしい「つきとうばん」、いいね。2018/10/03
ヒラP@ehon.gohon
23
月や星が畑で育てられているなんて、不思議なファンタジーに思いました。 梅田俊作さんの絵本として手にとったのですが、SF作家で農学者の藤田雅矢さんの世界だったのですね。 月が2つになったり、星のかけらを食べてしまったり、ユーモラスなシーン日の笑えました。 でも、月や星がしぼんでなくなった夜空は、あまり想像したくないですね。2023/04/28