内容説明
六にんぐみは、みやこにやってきました。おうさまのおふれがでています。おひめさまとかけっこして、かったら、おむこさんにする。まけたら、くびをちょんぎる、というのです。
著者等紹介
矢川澄子[ヤガワスミコ]
東京都生まれ。著書に「ことばの国のアリス」「アリス閑吟抄」(現代思潮社)、「架空の庭」(大和書房)、「わたしのメルヘン散歩」「おにいちゃん」(筑摩書房)、「失われた庭」(青土社)。翻訳に、ギャリコ「雪のひとひら」(新潮社)、シュピーリ「ハイジ」(福音館書店)、エンデ「サーカス物語」(岩波書店)、ブリュノフ「ぞうのババール」(評論社)、チムニク「タイコたたきの夢」(パロル舎)等多数
スズキコージ[スズキコージ]
1948年静岡県生まれ。小学館絵画賞、絵本にっぽん賞受賞。ポスター、壁画、舞台美術等幅広い分野で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
22
簡単にわかりやすく書かれていて、面白かった。グリムの昔話だったと思う。絵も遠目がきくだろう。小学校3年生くらいまでかな。2014/07/07
ヒラP@ehon.gohon
17
へんてこりんなストーリーで、話だけではあまりグリムらしい含みを感じないのですが、スズキコージさんの絵がはじけていて、理屈抜きに楽しんでしまいました。 力持ちの男、2マイル先の枝のハエまで見える目のいい男まではついていけましたが、鼻息で風車の羽を回す男、走るのが速すぎて普段は足を一本外している男、帽子をまともに被ると周りを凍らせてしまう男、登場人物のとんでもないキャラクターがスズキさんの絵のモチーフにはぴったりかもしれません。 お姫様のランニングフォームとスタイルにもスゴサを感じました。 2021/06/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
グリムのおはなし。全然知りませんでした。『王さまと九人のきょうだい』のようなおはなしで、あちらは兄弟がそれぞれ得意なことで難を回避しますが、こちらは得意技をもつ仲間を集めて難を回避します。スズキコージさんの絵が痛快感を誘いました。2019/09/05
遠い日
13
グリムなのに、こんなにあっけらかんとおもしろい話があることに驚きました。ひとりひとりの得意技で、王様の無茶振りなんか、やっつけろ!2018/09/09
魚京童!
11
姫さまはどうでもいいのね。2015/07/31