内容説明
朝市で働いて貧乏な家を支えた子供時代、いじめに泣かされた女中奉公、親・妹弟の世話、離婚、母の介護、そして母の死―。人生のさまざまな苦難を、“ひばりちゃん”の歌を口ずさみながら、たくましく乗り越えてきた“大泉学園のひばり”の怒涛の半生記。
目次
第1章 私の中の「ひばりちゃん」(「美空ひばり」に似ていると言われて;私の「美空ひばり」像 ほか)
第2章 歌ごころ、そして恋ごころ(『北の宿から』の女ごころ;男の魅力、女の魅力 ほか)
第3章 心の故郷「函館」から(故郷・函館を語る;家族のために朝市に出る ほか)
第4章 苦難の波を乗り越えて(連絡船に乗り、鈍行列車で上京;いじめに泣いた女中奉公 ほか)
第5章 私は歌う、悲しみを超えて(母の最期を看取る;「巣鴨地蔵」ボランティア・コンサート)
著者等紹介
中尾八重子[ナカオヤエコ]
1942年、北海道函館市生まれ。子供の頃から、一家を支えるために働き、中学を卒業して単身上京。女中奉公を皮切りに、職業を変えながら、親・妹弟・夫・子供のために働き、人生の辛酸をなめ尽くす。96年、第一興商主催の「全国カラオケ大会」上位入賞を機に、歌手活動に入り、『姉妹坂』『つくしんぼ』『時次郎しぐれ』『命ひとすじ』をリリース。キャンペーンのかたわら、福祉施設、老人会等へ積極的に慰問活動を行ない、毎週土曜日には巣鴨地蔵の境内でお年寄りの方々に歌をプレゼント。皆さんからいただいたオヒネリを、恵まれないお年寄りの方々のために寄付している。練馬区大泉学園で「パブスナックひばり」を経営。店に来るお客さんには、「ひばり」の「かあちゃん」「おふくろ」と親しまれている
金田石城[カネダセキジョウ]
1941年、福島県いわき市生まれ。書・画・篆刻・写真・小説と幅広い創作を手がける。22歳の時、書にて第6回日展に初入選し、以後6回入選。以後不出品。その後、個展を中心に創作活動を行なう。68年、全日本書道芸術院を設立・主宰し、書道誌『城』を創刊。85年、角川映画『天と地と』のタイトルを執筆
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