朝鮮植民者―ある明治人の生涯

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774408712
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

生まれ故郷を出奔した男の目に植民地・朝鮮は、無限の可能性を秘めて映った。名もなき祖父の語りが、植民者・日本人の生活と内面を浮き彫りにする。

目次

1 朝鮮に渡る
2 古き朝鮮の崩壊
3 「日韓合併」と蜂起
4 朝鮮と「満州」
5 日本の破局
6 追放
葬られぬ植民主義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

32
若くして朝鮮に渡り、敗戦まで50年余りをかの地で暮らした一市民(植民者と称する)のオーラル・ヒストリー。同じく朝鮮で生まれた孫である著者が解説付きでまとめる。ヒストリー部分の平易さ(とりとめのなさもあるが)に比較して、やや観念的な著者解説部分には苦戦。著者とは別の方によるあとがき的解説では、「日本人が朝鮮でやった悪事をこれほど明らさまに書いた本があるか」と評されるが、閔妃暗殺事件などの記述は、私の感覚では押さえ気味と感ずるのだが、生活者目線での静かなる告発と言うことなのだろう。いずれにせよ興味深い内容。2026/10/17

yoneyama

8
1924年生まれの三代目朝鮮生まれ著者が初代の祖父の聞き書きと自分の中の朝鮮体験を織り込む。併合以前、明治初年から半島に渡った日本人の無政府ぶりが綴られる。1972年刊行の本書を再販、元ノート参照、当地の調査も加えた、巻末の舞台裏も興味深い。元のノートの修正をする三代目の心情も込められる。「一体、植民地に生まれ育った者は自動的に植民者で、そうでない者は植民者ではなかったのか?それを全く無かったtもののように扱って来た戦後日本の、そこだけ無風に見える一角にこそ、植民地主義は住み着いていたのではなかったか?」2026/09/22

Sachiko

3
著者は朝鮮に生まれた植民者三世。20歳のころに敗戦を迎えて日本に帰国する。 この本は祖父が朝鮮に渡ってからどこで何をしてきたかを孫である著者に語り聞かせ、それを記録したもの。1972年に出版されたものが斎藤真理子さんの強い希望で去年11月に復刊された。 興味深い内容だった。ものごとはいろいろな立場から見ないといけない。商売をしていたのに朝鮮人とのかかわりがあまり出てこない。ひどいことも平気でしている。この人だけそうだったのかはわからない。仕事も住む場所もしょっちゅう変わる。バイタリティはあったようだ。 2026/02/17

Go Extreme

2
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