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出版社内容情報
「調べることを仕事にしてきた人だけが知っている、
ググるだけでは得られない情報の手に入れ方。
情報が氾濫する現代において、
求める情報を着実に、迅速に手に入れるための調べ方を身につけることは、
一生ものの財産になります。」
(牟田都子 校正者・『文にあたる』著者)
検索スキルを上げたい全ての人へ!
本の探し方、人(現代人・アイドル)や言葉(流行りすたりや来歴)の調べ方、無料のWEBツール(国会図書館サーチ、国会図書館デジタルコレクション)の使い方などを分かりやすく解説。ネット情報源を活用した「調べ方」の教科書、待望の続編!! 図版多数、索引付き。
皓星社メールマガジンで連載されたWebコラム「大検索時代のレファレンス・チップス」を単行本化。第1講「NDLデジタルコレクションは国会図書館のDXである」、第2講「国会図書館にない本を探す法」に加え、コラムを書き下ろし。
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
皓星社メルマガで連載されたWebコラム「大検索時代のレファレンス・チップス」。前著から2年経過して重要なツールが結構出現したことを受けての単行本化企画第2弾。リニューアルされたNDLサーチの使い方、デジコレの22年末リニューアル、ネット上で確からしい人物情報を探す技、推し活でアイドルを探す、小さなお店の歴史を調べる、NDCを使い戦前の未知文献を見つける、洋書本はCiNii、言葉の流行り廃りや作家の人気度を図る、言葉の来歴を調べるなど、今回も具体的なテーマでどう使うのかを解説していてとても参考になりました。2024/07/08
キリル
11
国会図書館司書の秘伝のレファレンス・チップスを伝える第2弾。今回の目玉としてはリニューアルされたNDLデジコレとNDLサーチで、使い方が多く取り上げられていて勉強になりました。アイドルや風俗本の調査などなかなか見ない事例が取り上げられていて、検索手順が参考になりました。米国議会図書館の件名細目に「-humor」があるというのはへ~と思いました。他には現役レファ本の見つけ方、洋書の探し方も参考になりました。調べものを「行先表示板のない巨大ターミナル駅」と表現したレビュアーがいたというのは面白いと思いました。2024/08/13
緋莢
10
図書館本。<本書は「〇〇を調べるには、××と△△のツールで、□□っぽく検索するといいよ」という章の繰り返しだ。>(本書の使い方より)国会図書館にも納本漏れ等で入っていない本は、古本屋で探してみる!として、「日本の古本屋」を紹介。自分は、サイト名は勿論知ってますが、利用した事はないので「書店内検索」というのがあるのは知りませんでした。知らなかったといえば、「第7講 推し活!――アイドルで調べる」(続く 2025/02/17
軍縮地球市民shinshin
10
前作で批判があったのか、前よりは読みやすい印象。国会図書館のデジタルコレクションが格段に使いやすくなり、戦前の本ならば本文検索までできるようになったのは調べ物には便利。あと知らない機能も国会図書館はいろいろ制作していたことも本書で分かった。国会図書館には所謂エロ本も多く所蔵されているが、その理由が今はくだらない本でも時が経てば「文化遺産」になる、ということらしい。2000年以降はアダルトビデオやゲームソフトも収集しているというから驚きだ。さすがにAVは館内視聴はできないだろう(本書に言及はない)。2024/12/01
さとまる
9
前作に続いての調べ方のTipsあれこれ。前作に比べるとより具体的な紹介になっているかもしれない。デジコレの大量解放は知っていたが、NDLサーチがリニューアルして使いやすくなったのはこの本を読んで初めて知った。個人的には第7講「推し活!-アイドルを調べる」がとても役に立った。アイドルではないが、「半有名人」に関する情報収集にはもってこい。新たな資料をいくつか発見できた。2024/07/18