出版社内容情報
★受験でも出題され始めた「正解のない問題」。みんなはどう答える?★
本書はただのウイルスや感染症対策の本ではありません。感染症と世の中に関する以下のような問いも考えます。
■十分な量のワクチンがない。誰から優先的に打つべき?
重症化しやすい高齢者でしょうか。それとも医療従事者でしょうか。他にはどんな人たちが考えられるでしょうか。
■感染症で学校が休校に。授業は全部オンラインになっていい?
学校に通う必要にないから便利なオンライン授業。対面の授業はもういらない? どういう授業の形が望ましいか、おうちの人や学校の先生の立場でも考えてみましょう。
■感染症の報道はどうあるべき?
有名人が感染した、今日は陽性者がこれだけいた……このような報道は当然でしょうか。それとも、恐怖を過度にあおっているでしょうか。どのような伝え方が好ましいでしょう。
自分の経験や価値観に基いて考えを述べることは受験でも求められ始めています。大人も一緒に本書で考える練習してみよう!
内容説明
ワクチンは誰から打つべき?感染症の検査は全員に必要?授業はオンラインばかりでいい?大人も正解はわかりません!みんなならどう答える?
目次
第1章 感染症って何だろう?(病気を引き起こす“バイキン”の正体;みんなにとって生き物とは?;身のまわりの微生物、どこにいる?;いい微生物っている?いない?;ウイルスっている?いらない?;バイキンはどこから体に入る?;なぜアフリカでは感染症が多いの?)
第2章 感染症対策はどうする?(感染症対策は3段階に分けて考えてみよう;マスクをするのは何のため?;うがい、手洗いはやっぱりしたほうがいい?;なるべく病気にならない体をつくるには?;ワクチンって何のために打つの?;ワクチンは誰から打つべき?;友だちが感染症の検査を受けたら、自分も受ける?;検査は全員が受けたほうがいい?;将来、どんな薬があったらいい?)
第3章 まだまだある大人も解けない課題(リスクって何だろう?;授業がずっとオンライン、あり?なし?;トイレットペーパーがなくなるって、ウソ?ホント?;感染症の報道の仕方って、問題ある?ない?;どうして「自粛警察」が現れるの?;感染症の流行中にイベントはしてもいい?ダメ?;病院がパンク!負担を減らすにはどうしたらいい?;レストランでの食事に「ワクチンパスポート」が必要?;「感染症との戦い」って何だろう?)
著者等紹介
堀川晃菜[ホリカワアキナ]
科学コミュニケーター、サイエンスライター。新潟県出身。長岡工業高等専門学校卒業後、東京工業大学生命理工学部に編入学。同大学大学院生命理工学研究科を修士修了。農薬・種苗メーカー、日本科学未来館勤務後、Webメディアの編集者を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。