大坂城のシロ

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  • サイズ A5判/ページ数 128p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774331898
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

豊臣秀吉が天下をおさめていたころ、大坂城には虎がいたという。その虎のえさをめぐってくりひろげられる、少女サチ、少年安吉、そして犬のシロの物語。大阪市内や大阪府の北部にある能勢町で言い伝えられてきた話をもとにした歴史エンタメ。

著者等紹介

あんずゆき[アンズユキ]
広島市生まれ。神戸大学卒業。日本児童文学者協会会員。絵本や創作読み物、ノンフィクションなど幅広く手がける

中川学[ナカガワガク]
1966年生まれ。浄土宗西山禅林寺派の僧侶。広告ディレクターを経て、1996年よりイラストレーターとして独立。京都のお寺にて僧侶をしつつ、主に本の装幀画や挿絵など手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケ・セラ・セラ

26
秀吉が天下を治めていた頃、大坂城には虎がいたという大阪で言い伝えられてきた話をもとにしたもの。犬を集めて虎の餌にしたという。毎日田畑で働き食べていくことで精一杯の村。山で少女サチに助けられ飼われていたシロもお城に連れていかれた。シロとサチ、そして城で虎への餌やりの仕事をしていた少年安吉の話。生きたいという強い気持ち。助けたいという気持ち。熱い思いが溢れる。中学年から、非常に読みやすいオススメ作品。2021/10/16

shiho♪

22
図書館本。字が大きく読みやすい。4年生くらいから。時は戦国、豊臣秀吉が天下をとった頃。その頃は餓え、はやり病、戦で沢山の人が亡くなった時代。 大坂城には虎がいて、村々の犬が虎のエサとして捕らえられていた。サチの飼っているシロもまた虎のエサに…。このシロは過去に死にそうになり九死に一生を得た幸運な犬。虎と対峙したシロは…。読んでのお楽しみということで。 厳しい境遇を生きる子どもたち。でも、決してあきらめない、わずかな事でも幸せを見出だすポジティブな考え方、そしてシロの度胸…。今この時代だからこそ響くお話。2021/10/05

マツユキ

18
秀吉の時代、大坂城には虎がいた。貧しい村の娘サチは、瀕死の犬シロを助け、家族同然に大切にするが…。賢く、勇敢なシロと、シロを助けた子供たちの健気さに感動しました。戦や、不作、疫病で、家族を失い、その日を生きていくのでやっとだけど、失いたくないものがある事は、幸せなこと。子供たちもまた賢く、勇敢。2023/11/13

風香

15
偶然出会った瀕死の犬シロを家に迎え共に暮らすサチの元に、秀吉所有の虎の餌として犬を差し出すように、という知らせが届く。 大坂城に虎がいたという言い伝えをモチーフとした物語でシロの行く末にハラハラしながら読み進む。ストーリーが面白いだけに、もう少し内容を膨らませ高学年向けの読み物として読んでみたかった気もする。

喪中の雨巫女。

12
《私-図書館》シロが、サチと出逢い。幸せに暮らしてたのに、大坂城で飼う虎の餌にする為に、シロは連れていかれる。そこで、帰りたいシロは、虎と戦い倒す。しかし、深い傷を負うシロ。救ったのは、安吉。安吉は、サチの元にシロを連れて帰る。幸せになれるといいなあ。2021/06/17

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