出版社内容情報
「とろ とっと とろ とっと トロッコでんしゃは はしります」トロッコは子どもに動物、虫やおばけ、乗客を乗せて進みます。「とろ とっと とろ とっと トロッコでんしゃが やってきます」
走ってくる一台のトロッコ電車。
「のりますよ。のりますよ。こどもも こどもも のりますよ」
「どうぞ どうぞ。どなたも どうぞの でんしゃです」
駅で子どもたちが乗りこみます。それに混ざって、子象? そうです、だって子象は「こぞう」だから。
随所にことばあそびを散りばめながら、トロッコ電車は、「とろ とっと とろ とっと」と進んでいきます。子どもたちに動物、虫やおばけなど、たくさんのお客さんを乗せて、さまざまな場所をまわります。最後のお客さんは「いちどでいいから のりものに のりたかったんだ」という、あの人(物?)。
『がたごとがたごと』『ようちえんがばけますよ』などで子どもたちの心をつかんできた内田麟太郎、西村繁男のコンビが、ナンセンスで不思議な世界を生み出します。
どんどん変わっていく景色や、乗ってくるユニークな乗客たちを楽しむのもよし。ことばあそびでくすりとするのもよし。乗客一人ひとりの様子をじっくり見て、「あのお客さんははいまどうしているかな?」「あ、あの乗客がこうなった」と、発見を楽しむのもよし。
たくさんの楽しみ方ができる、あそび心に溢れた一冊です。
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
著・文・その他
西村繁男[ニシムラシゲオ]
イラスト
内容説明
「どなたもどうぞ」のトロッコでんしゃえほん。いきつもどりつ、何度だって楽しめる!
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年福岡県生まれ。絵本『うそつきのつき』(小学館児童出版文化賞、文溪堂)、西村繁男との共著絵本『がたごとがたごと』(日本絵本賞、童心社)など著書多数
西村繁男[ニシムラシゲオ]
1947年高知県生まれ。セツ・モードセミナー卒業。絵本に『絵で見る日本の歴史』(絵本にっぽん大賞)、『絵で読む広島の原爆』(産経児童出版文化賞)(いずれも福音館書店)、『にちよういち』(児童福祉文化賞、童心社)、『じごくのラーメンや』(けんぶち絵本の里大賞びばからす賞、教育画劇)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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