出版社内容情報
自動運転やAIの技術革新によって、欠かすことができない技術となったデジタル画像処理。本書が登場してから10年、デジタル技術は大幅な飛躍を遂げた。今回の改訂では、自動運転やAI等々の現場で利用される最新技術までサポート。もちろん、初版で好評を博した「デジタル画像処理の根本原理」のやさしく丁寧に解説はしっかり維持。普遍的な原理から最新の応用方法までの技術内容と流れがわかる、デジタル画像処理の入門書として必読の1冊。
内容説明
AI時代の「画像処理」ってどんなしくみなの?画像処理技術を基礎から体系的に学べる。
目次
0 デジタル画像処理って何?
1 画像の基礎
2 カラー画像のしくみ
3 デジタル画像のフィルタ処理
4 画像の明るさを変えよう
5 印刷のための画像処理
6 画像とフーリエ変換
7 静止画と圧縮のしくみ
8 動画像と圧縮のしくみ
9 テレビ放送と画像処理
10 AI(人工知能)と画像認識
11 様々な分野で活躍する画像処理
著者等紹介
山田宏尚[ヤマダヒロナオ]
1986年名古屋大学工学部機械工学科卒業。1991年名古屋大学大学院博士課程修了。工学博士。ドイツ・アーヘン工科大学客員研究員、名古屋大学講師等を経て2007年より岐阜大学教授。メカトロニクス、フルードパワー制御、画像処理工学、バーチャルリアリティなどの教育・研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつお
13
画像処理基礎。 仕事において、先進安全系の開発担当になり購入。画像認識の章のみ読了した。人間の知覚システムを、コンピュータで再現するのは大変困難なもの。CMOSセンサと網膜では光の検知能力も異なるし、その後の処理工程も異なる。その人間の知覚システムを再現しようとしたのが、現在までの画像認識システム。感知した光は、物体のエッジが見えるように情報量を削減。その後に、特徴量を抽出して物体の判別を行う。大量の情報を読み込むほど基本的に精度が上がるが、電力消費量・データの信頼性が課題となる。より詳しく学習したい。2024/02/13
yasu7777
3
★★★☆☆ 画像処理は奥が深いです。 きょうみあり、極めたい分野なんですが、この本でも難しい。重ねて勉強します。2018/08/05
YUJIRO
2
画像処理の基本的な概念を分かりやすく解説。とっかかりには良いと思う。2019/04/16
YUJIRO
0
この分野はほとんど素人だが、画像データ処理の概念がが分かりやすく説明されていると思った。画像の圧縮方法やノイズの取り除き方などの基礎的なことがよく分かった。2019/02/10