出版社内容情報
技術者が不足していると言われるIT業界では、全体を把握しながらシステムを構築できるような人材が希少になっています。本書では「UI・機能・データの三点セット」を「クライアント・サーバ・DB」というシステムの三層セットへと配置する指針と手法を中心に、UIデザインの具体的な手法、機能をプログラムするための構造化やオブジェクト指向の最重要な原則、そしてモダンなDB設計の方法などを解説します。AI、IoTなどの最新技術や領域にも対応しながらシステム構築を行うための、システム設計の知識を体系的に学びましょう!
内容説明
AI・IoT活用からレガシー対応まで、どうしたら、うまくいくんだろう?生産性と保守性・将来性を両立する、UI・プログラム・DB設計の肝、そのハウツーがこの一冊に。
目次
第1部 システム設計って何だろう?(システムとは何か;プロセスとは何か;システム設計とは何か)
第2部 システム設計のその前に(要件定義とは何か;要件定義のサンプルケース)
第3部 システム設計の詳細(フロント層;バック層;DB層)
第4部 実務とシステム設計(マルチサイクルによるスコープ管理;正しい「率」による進捗管理;共通化の罠)
まとめ システム設計のその先に
著者等紹介
羽生章洋[ハブアキヒロ]
ストーリーデザイナー/経営設計コンサルタント。1968年大阪生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keint
6
システム設計について分かりやすい図や概念を持ち出して説明している。UI、機能、DBの3つで考えられているため業務系のシステム設計を前提としている点を気をつけて読めばどの分野でも参考になる。 業務系の人間ではないため、AIやIoTのシステム設計の注意点などむしろコラムのほうが個人的には興味深かった。2021/06/08
number
6
担当プロジェクトに苦戦して、初心に返るべく。簡単な言葉で書いてあるから入門書のようだが、かなり確信を突いている。つい様々な管理手法とかハウツーを読み漁りがちだけど、手段に目がいってそもそもシステム設計とは?の本質を見失いがちなので、これはじわじわ効いてくる。バック層の章の、これまでの時代の変遷の話は非常に分かりやすく、納得できてスッキリしたし、「貸借一致の原則と入出力」の話も目から鱗が落ちた。何事もシンプルに考えるのが吉。「機能ファーストではなく業務ファーストで考える」これは繰り返し読んで肝に銘じたい。。2021/04/18
euri
2
前提知識が薄くて少し難易度が高めでしたが、シリーズを通して本当によく咀嚼された言葉で説明してもらえて、そうかここはこう考えればいいのか、と頭の整理ができました。また要件定義本から再読していきます。2023/12/03
low eglass
2
同じシリーズの「はじめよう!要件定義」と同時に読むと、要件定義のOUTPUTイメージが理解できる。写真付きで初心者にも理解できる内容。2021/08/15
yendows
2
初心者でも理解できるとは思うが、著者の現場経験をもとにした哲学的な側面(例としてる設計が小規模だというのもそういうところ)が多いので、多少はシステム開発経験のある人が「なるほど」だったり「おれは違う」とおもいながら読むと非常に面白い本。2018/11/02
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