知りたい!サイエンス
Q&Aでよくわかるアレルギーのしくみ―アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症、気管支ぜんそくの最新科学

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774177175
  • NDC分類 493.14
  • Cコード C2047

出版社内容情報

いまや日本人の国民病と言ってもいいアレルギー。衛生環境の整った都市的な生活が広がりを見せるなか、著者は「アレルギーはこれからの時代を生きる人たちの標準体質になる」と、統計的なデータを交えながら予見します。アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症、気管支ぜんそく…増えつつあるアレルギーとどう向き合っていけばいいか? 乳幼児期の皮膚のバリアー機能の低下にアレルギー発症の根本原因があることなど、最新の科学知見に基づいたアレルギー情報をわかりやすいQ&A形式で解説する決定版。

内容説明

いまや身近な病気の一つとして、現代人の多くが悩まされているアレルギー。アレルギーがなぜ起き、どう対処すればいいのか?免疫の複雑なしくみをひも解き、最新事情をわかりやすく解説する。

目次

第1章 アレルギーを起こす免疫のメカニズム(そもそもアレルギーって何でしょうか?;体を守ってくれるはずの「免疫」が、なぜ過剰反応を起こしてしまうのですか? ほか)
第2章 アレルギーはなぜ増えたのか(アレルギーが増加した原因はどこにあるのでしょうか?;衛生環境の変化は、アレルギーの増加に具体的にどう影響しているのですか? ほか)
第3章 アレルギーは皮膚から起こる?(「アレルギーが皮膚から起こる」って本当なのですか?;皮膚を保湿すればすべてのアレルギーが防げるのでしょうか? ほか)
第4章 症状別・アレルギーとの賢いつきあい方(アトピー性皮膚炎は通常の湿疹とどう違うのですか?;アトピー性皮膚炎に多い「強いかゆみ」の原因はどこにありますか? ほか)
第5章 アレルギー治療の最前線(アレルギーかどうかはどう診断されているんですか?;アレルギー治療に「ステロイド剤」が必要なのはなぜですか? ほか)

著者等紹介

斎藤博久[サイトウヒロヒサ]
1952年、埼玉県生まれ。1977年、東京慈恵医科大学卒業。国立相模原病院小児科医長を経て、1996年より国立成育医療センター研究所・免疫アレルギー研究部部長、2010年より同センター副研究所長。2013年より日本アレルギー学会理事長。東京慈恵医科大学、東邦大学、東北大学などの小児科客員教授を兼任。米国アレルギー学会評議員、同学会雑誌編集委員、日本小児アレルギー学会理事なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shu

1
免疫は、自然免疫と獲得免疫。自然免疫は、体内に侵入したウィルスや細菌をマクロファージや好中球が分解。獲得免疫は、その後、樹状細胞がウィルス等の情報をリンパ節のヘルパーT細胞に伝え、B細胞に指示して抗体を作る。ヘルパーT細胞は、対ウィルス・細菌の1型と対ダニや花粉等の2型。幼児期に清潔な環境でウィルスや細菌に接する機会が少ないと2型に偏りやすくなりアレルギー体質の原因になる。でも、これは花粉症や気管支喘息の話。食物アレルギーやアトピーは皮膚のバリア機能低下がよ原因で、幼児期の保湿対策が非常に重要である。2016/11/26

たまネギ子

1
2015年時点でのアレルギー最新事情。皮膚バリアの機能低下がアトピーだけでなく喘息や食物アレルギー発症のリスクに関係しているという発見は大きな衝撃。2016/08/15

EM

0
イマイチわからなかった、IgEが正常なのにアレルギー、の謎がわかりやすく解説されている。もう少し深く理解したいので、今回は図書館で借りたけど、購入して勉強しよう。2017/04/08

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