出版社内容情報
M&A、税法、会社法等における株式評価の理論と手法、個別ケースでの計算と留意点を解説。
内容説明
株式評価あるいは企業価値の評価は、個別具体的なケースにおいてのみ有効であり、万能の評価というものはありえません。例えば、A社の株式を評価する場合には、評価の目的はM&Aか、買取請求か、相続税の評価か、評価の対象は1株なのか33.1%なのか、100%なのか、想定されている売却の相手は誰なのか、継続企業の前提で評価するのか等を決めなければ評価することはできません。本書では、まず評価に関する基本的な解説を行った後に、M&A、税法、会社法等における評価の理論と手法を解説。さらに具体的なケースにおける計算および留意点を示しています。
目次
第1章 株式等評価の基礎的条件
第2章 業界分析の手法と対象会社の強み・弱みの分析
第3章 株式評価のための財務分析の方法
第4章 株式評価の手法
第5章 割引率の算定
第6章 プレミアムとディスカウント
第7章 税法における非公開株式の評価とその問題点
第8章 会社法における株式の評価
第9章 実際の株式価値の決定
第10章 株式評価のケース・スタディ
著者等紹介
小林憲司[コバヤシケンジ]
ビバルコ・ジャパン株式会社代表取締役/公認会計士・米国公認会計士協会認定ビジネス評価人(CPA/ABV)。日米で監査、税務業務を経験後、1997年よりM&A等の取引支援業務に従事し、2001年10月より新日本アーンストアンドヤング株式会社にてコーポレートファイナンス部担当取締役パートナー、2005年4月よりアーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社にてリストラクチャリング部門担当マネージング・ディレクターを歴任、2007年7月よりビバルコ・ジャパン株式会社代表取締役就任。現在まで500件を超える株式等評価、M&Aアドバイス、企業再生アドバイス、貸付債権評価、優先株式の評価、新株予約権評価等を行う。2008年米国公認会計士協会認定のビジネス評価人試験合格(日本では唯一のCPA/ABV登録者)。1996年米国公認会計士登録(AICPA及びオレゴン州登録)。1989年公認会計士2次試験合格、1993年公認会計士3次試験合格。1987年東京大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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