内容説明
本書は、データベース技術のトレンドを整理して体系的に解説することで、本質面での理解ができるようにすることを目指した書籍。本質面での話とMySQLの具体的な話を織り交ぜることで、より理解を深められるような構成となっている。
目次
データベースがないと何が困るのか
インデックスで高速アクセスを実現する
テーブル設計とリレーション
SQL文の特徴とその使いこなし方
可用性とデータの複製
トランザクションと整合性・耐障害性
ストレージ技術の変遷とデータベースの影響
データベース運用技術の勘どころ
MySQLに学ぶデータベース管理
MySQLのソースコードを追ってみよう
データベース技術の現在と未来
ビッグデータ時代のデータベース設計
著者等紹介
松信嘉範[マツノブヨシノリ]
MySQLを中心としたデータベース技術のエキスパート。MySQLコンサルタントとして多くの現場の問題を解決したり、サービス事業者のスタッフとして腰を据えた運用をしたりと、現場主義のポリシーを貫いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふくみみ
4
何故DBが必要なのかという根本的なテーマから始めてインデックスの原理やDB言語、トレンドなど網羅的に触れた上で実運用の紹介まで記載されています。触れられてないこともちゃんと勉強しようと思えるいい本でした。個人的に嬉しかったのはデータモデリングの習得の一手段としてデータベーススペシャリストをあげておられたこと。最終章の実践編を読んでもデッドロック対策などトリッキーなことをするより試験で学ぶような基本をきちんとやっているような印象を受けました。まぁDeleteを重くしないコツなどは試験ではでないけれども。2012/06/17
たけ
2
データベースがなぜ必要なのか?という問いからはじまる。はじめてデータベース、中でもRDBMSを使うエンジニアにとても良い1冊。1年目に読むべき本ですね。ブログにまとめました。http://take-she12.hatenablog.com/entry/2017/12/07/1200002017/12/07
だんだん
2
ちょうど、oracleブロンズとかDBスペシャリストの勉強も並行して行っていたので、色々とそれぞれの知識の理解補助になった。キーワードばかり聞いた事あっていまいちなんじゃろか?と思っていたNoSQLについても少し触れられていたり、DWH系に適したアーキテクチャとしての列指向データベースなんかも面白かった。仕事で扱っているのがJava×Oracle、といった、OS以下のレイヤーが隠ぺい化されてともすると意識できない状況にある自分を発見し、基礎は大事だなぁとも改めて思った。2013/04/23
リボー
2
タイトルがよくない。これは実践するための指南書ではなくて、MySQLでどういうことができるかという概要を紹介したもの。実際にDBを構築するにはほかの参考書が必要になる。(内容事態は悪くなくむしろわかりやすくて良いのが惜しい)2012/06/03
みぎつた
1
さらっとかいつまんで読んだ。クラウドのDWH以前(ちょっとさしかかったあたり)だったので、今はそうでもないなという話もあったが、アプリケーションの中でのDBの位置付けと、全体幹掴めた。2020/12/03
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