出版社内容情報
戦後55年をすぎて,ガイドライン,日の丸・君が代,盗聴法と民主主義を踏みにじり,戦前に逆行するかのような日本。自らの戦争,捕虜体験を今あらためてふりかえり,平和と人権の尊さを訴える。
第一部 学徒出陣兵の回想『悲しみの山脈』の裾野に立って
飢餓の中の青春―地獄を見る/国境を越えて/食糧事情改善闘争/ラーゲル内生活向上闘争/ラーゲルから見たロシア人/帰国(ダモイ)
第二部 ルポルタージュ「餓鬼と畜生」《復刻》
またまた起こった暴行事件―拓進会のこと/観念論的な民主々義者/ラーゲル内民主化闘争の始まり/食べ物の恨み/「餓鬼」達をなだめる/自己批判の始まり/働く者の立場に立って/仲間が集まってきた/闘いの始まり/「餓鬼」達の立ち上がり/「餓鬼」が「畜生」に勝った!
内容説明
敗戦をむかえてソヴィエトの捕虜となり、三年余の労働に従事し帰国した著者が、口述筆記でつづった、戦争体験と捕虜としての体験談に、帰国してまもなく書いたルポルタージュを復刻。
目次
第1部 一学徒出陣兵の回想―『悲しみの山脈』の裾野に立って(飢餓の中の青春―地獄を見る;国境を越えて;食糧事情改善闘争;ラーゲル内生活向上闘争 ほか)
第2部 ルポルタージュ「餓鬼と畜生」《復刻》(またまた起こった暴行事件―拓進会のこと;観念論的な民主々義者;ラーゲル内民主化闘争の始まり;食べ物の恨み ほか)
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