技評SE選書
知識労働とソフトウェア開発

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774143866
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3055

内容説明

現代のITシステムに求められているのは、かつてのような単なるデータの大量処理だけではない。企業の経営に不可欠な、ビジネス基盤としての役割が求められている。システムに求められる役割がこのように変わった今、それを開発する技術者の役割を考える際に、ドラッカーは多くのヒントを与えてくれる。開発プロジェクトへのドラッカーの思想の適用を考察する表題作の他、「UML」「アーキテクト」「要求」に関する記事も収録。

目次

第1部 知識労働とソフトウェア開発(非知識労働の開発プロジェクト;知識労働にまつわる誤解;知識労働としての開発プロジェクト)
第2部 UMLは手段(なぜUMLで失敗するのか;負け組パターンを分析する;勝ち組はここが違う;コアコンピタンス経営によるUML戦略)
第3部 アーキテクトに未来を賭けた(システムトラブルはなぜ繰り返されるのか;アーキテクトに向いている人、向いていない人;間違いだらけのアーキテクト選び;アーキテクトを育成する)
第4部 上流工程で成功する人、つまずく人(要求の獲得はなぜ難しいのか;要求を獲得できる人、できない人;問題のパターン;要望収集プロセスのパターン;フィルタリングのパターン)

著者等紹介

荒井玲子[アライレイコ]
1991年から、日本国内企業へのオブジェクト指向技術普及活動に携わる。富士ゼロックス情報システム(株)、日本ラショナルソフトウェア(株)にてオブジェクト指向の導入、研究開発、人材育成を軸に活動。プロセスエンジニア、シニアアーキテクトとして、プロジェクトにおけるオブジェクト指向技術の適用実績を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たー

2
まぁ、書いてあることは悪くはないんだけど、「IT開発の知識はドラッカーに学べ!!」という帯は看板に偽りありって感じ。ブームに便乗して(?)無理やり感あり。。2010/11/19

イガラシ

1
知識労働とは何か。ソフトウェア開発をやっていれば知識労働をしていると言えるだろうか。本書では知識労働者であるための5つの条件が提示してあるが、その中でも計画性は大事だろうと思った。しっかりとした計画がない現場は、時間の使い方が雑なところが多い気がする。長時間労働のわりにたいした成果が出ない。時間の使い方はもっと大切にしていきたいと思った。2015/07/16

だんだん

1
ソフトウェア開発をただの「作業」の塊ではなく、「知識労働」として捉え、 仕事の効率化を自助にて図ってゆくべきであるという主張を根本に据えつつ、 知識労働としてのソフトウェア開発、UMLの適切な活用方法、アーキテクトという職業について、要求を「獲得」するための考え方など4つのテーマを展開している。まずは、知識労働の観点からソフトウェア開発を捉えることによる、日々の業務の質的改善という「基礎体力」から養っていくことが一番の地道な近道なのかなぁと感じた。 2011/05/02

だんだん

0
再読。4年前に読んだ時と同じことを感じているところもあり(「基礎体力」が大事とか…)、それはつまり、あまり進歩がないということ…。その一方で、経験も積んだこともあり、要求獲得は、お付き合いのある会社さんにこそ知ってほしい話だ…とか、所感が変わったところもあり。2015/04/02

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