内容説明
心の病については数々の情報が公開され始めた。そして、周囲の理解や対応が深まる一方で、歪みも生じている。際限ない「自称患者」にどう対応するべきか?治療や司法のための「レッテル貼り」は排除や差別にならないか?社会に蔓延(バブル化)する心の病をとりまく現象に、精神科医が一石を投じる。
目次
第1章 うつ病(光の中に出たうつ病;うつ病とは何か ほか)
第2章 アスペルガー障害(光の中に出てきたもうひとつの病;発達障害とは何か ほか)
第3章 アルコール依存症(酔っ払い天国の崩壊;アルコール依存症とは何か ほか)
第4章 PTSD(バブルへのブレーキがない病;PTSDとは何か ほか)
第5章 サイコバブルとサイコバブル(それは、BUBBLE;いま、アブノーマライゼーション ほか)
著者等紹介
林公一[ハヤシキミカズ]
精神科医。医学博士。月のアクセス数がゆうに150万を超える「Dr林のこころと脳の相談室」を1997年から運営中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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