内容説明
地球史上におきた2つの大絶滅事件。恐竜が滅んだことで知られる白亜紀‐第三紀境界、96%もの生物が滅んだといわれるペルム紀‐トリアス紀境界。一体そのとき地球に何がおきたのか?壮絶な地球環境の変化を化学の目で明らかにする。
目次
第1章 環境変動と大量絶滅(地球史と環境変動;大量絶滅イベントとは何か?;生物進化における大量絶滅の役割)
第2章 白亜紀‐第三紀(K‐T)境界の大量絶滅(隕石衝突と大量絶滅;ハロルド・ユーレイとルイス・アルバレツ;イリジウム濃縮をめぐる議論;隕石衝突仮説;隕石衝突説VS火山説;クレーターはどこに?)
第3章 隕石衝突と環境変動(隕石が落下すると何が起きるのか?;どのような生物が絶滅したのか?;隕石衝突と「予想」される環境変動;隕石衝突後の塵の生成;同位体比で環境変動を読む;酸性雨;環境変動のまとめ)
第4章 ペルム紀‐トリアス紀(P‐T)境界の大量絶滅(隕石衝突イベントの周期性と大量絶滅;ペルム紀‐トリアス紀境界で生き残った生物;P‐T境界クレーターをめぐる議論;硫酸酸性雨と生物大量絶滅;超新星爆発説;メタン・ハイドレートの崩壊説;海洋無酸素事変ともうひとつの硫酸酸性雨;絶滅へ向けての負の連鎖)
第5章 過去の大量絶滅イベントと現代の「大量絶滅」との比較(第6の大量絶滅?;絶滅の「ひどさ」をどう測るのか?;絶滅危惧種の絶滅要因;第6の生物大量絶滅と人類)
著者等紹介
丸岡照幸[マルオカテルユキ]
1999年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了、博士(理学)取得。ウイーン大学、ワシントン大学、大阪市立大学において博士研究員、2005年筑波大学大学院生命環境科学研究科講師、2008年より同研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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