ラテン・アメリカ文学選集<br> 誰がパロミノ・モレーロを殺したか

ラテン・アメリカ文学選集
誰がパロミノ・モレーロを殺したか

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784773892116
  • NDC分類 963
  • Cコード C0327

出版社内容情報

初期の傑作『緑の家』から20年後、あの懐かしき砂漠の町ピウラや主人公リトゥーマを再登場させて、推理小説仕立てのエンターティンメントの世界に新しい境地を開く。

内容説明

初期の傑作『緑の家』から20年後、あの懐かしき砂漠の町ピウラや主人公リトゥーマを再登場させて、推理小説仕立てのエンターテインメントの世界に、新しい境地を開いた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

155
訳者の鼓直が解説で、この小説の構造を「二項組合せ様式」と述べている。たしかに、それはこの小説の構造を端的に示しているとは言えるだろう。軍と民間、白人と混血、筋肉質のドニャ・アドリアナと痩身のアリシアなど、いくつものそうした要素を挙げることができる。そもそも主人公の2人、シルバ警部補と警官のリトゥーマから対照的だ。その一方、小説はヨーロッパ的な二元論をとってはいない。物語の結末が示すように、これらの2項には、実は目に見えない上部構造が存在しているからだ。このあたりは、まことにラテン・アメリカ的と言うべきか。2014/06/19

ケイ

71
冒頭で描写される惨殺の様子、その残酷な死体がありありと目に浮かぶ。誰が何のために殺したのか? 警部補と警官は調べていく。本当の真実は何か?最初の動機は、きっとパロミノが兵役を免除されているのに、恋した彼女の側にいるために軍隊に志願したから。そして、たくさんの報われない愛が彼に残酷な死をもたらす。さらに彼が混血だったから。報われない愛を、認められない愛を理由に、体制の腐敗が人の命を奪い、心も殺していくように私には思えた。2014/08/07

コットン

71
キジネコさんの「描かれる重層世界…」というコメントに引かれて、手に取ったミステリータッチの読みやすいけれど深読みが利く心理小説。警部補の緩急が笑ってしまう。2014/07/26

コットン

69
忘れていて再読。場所は色々変わるのだけれど心理的な舞台劇と言ってもいいと思う。デブちゃん好きなシルバ警部補のキャラがいい味出してるバディもので泣き笑い的な最後のオチも良い。2024/03/02

サトシ@朝練ファイト

35
リョサ作品初読。これは中々いいなあ。すんなりとは読み進められなかったけど、貧しく未発達な題材でここまで物語れるんだ。近いうちに他の作品も手に取りたいです。2013/06/24

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