仮面のダンス―ジョージ・ソロスの一家はいかにしてナチ党支配下のハンガリーを生き延びたのか

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仮面のダンス―ジョージ・ソロスの一家はいかにしてナチ党支配下のハンガリーを生き延びたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 404p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784773817102
  • NDC分類 999
  • Cコード C0098

内容説明

1944年3月から翌45年2月まで、戦況の不利に喘ぐ終末期のナチス・ドイツに占領されたハンガリーの首都ブダペシュト。ユダヤ系ハンガリー人の法律家ティヴァダル・ソロスは、妻と義母、そして二人の息子や親しい友人たちとともに生き延びるために、「仮面」をつけて生活する道を選択した。極限状態にあっても冷静さとユーモアを失わず、偽造の身分証や隠れ家を求めて繰り広げられる頭脳ゲーム。結果として、家族の全員と数多くのユダヤ人の命を救ったティヴァダルが、濃密な一年弱の経験を語った自叙伝が本書である。20世紀前半のハンガリーにおけるユダヤ人社会や、これまで日本に紹介されることが少なかったドイツ軍占領下のブダペシュトの様子を克明に描くと同時に、投資家、社会事業家として世界に名を馳せる息子ジョージ・ソロスの思想を育んだ背景も明らかにする。

目次

歴史的・地理的背景
ドイツ軍に出会う
ユダヤ人評議会
身分証明書を求めて
ちょっとしたユダヤ哲学
最初の実験
偽造者の間で
田舎のゲットー
脱出
一九四四年六月六日―ノルマンディ上陸〔ほか〕

著者等紹介

ソロス,ティヴァダル[ソロス,ティヴァダル] [Soros,Tivadar]
1894‐1968。ハンガリー生まれの法律家、著述家。投資家のジョージ・ソロス、発明家/起業家のポール・ソロス兄弟の父として知られる。第一次世界大戦に従軍し、シベリアの捕虜収容所に送られたが自力で脱出。数年をかけて革命期のロシアを通り抜け、故郷ブダペシュトに辿り着いた経験をもつ。従軍中にエスペラントに出会い、1922年にエスペラント雑誌『リテラトゥーラ・モンド』を友人たちと創刊、1924年まで編集長を務めた。ナチス占領期のブダペシュトを生き延びた経験を語った『仮面のダンス』(初版はエスペラント出版社J.R´eguloから1965年に出版された)に加えて、シベリアの捕虜収容所脱出からブダペシュト帰還までの経験を綴った『現代のロビンソンたち』(1923)やTeo Melas名義での著作がある

トンキン,ハンフリー[トンキン,ハンフリー] [Tonkin,Humphery]
1939‐。英国出身の英文学者、国際言語学者。ペンシルヴァニア大学、ニューヨーク州立大学などで教鞭をとったのち米コネチカット州のハートフォード大学の学長を務め、現在も同大学で研究、教育に従事する。献身的なエスペランティストとしても知られ、エスペラントの著訳書多数。これまでに世界エスペラント協会の会長を2回務めた

山本明代[ヤマモトアキヨ]
名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。ハンガリー史専攻。20世紀における東欧の移民問題を専門とする

三田地昭典[ミタチアキノリ]
社会福祉法人電機神奈川福祉センター勤務の傍ら、森川莫人のペンネームでアナキズム関係の翻訳を雑誌やウェブサイト上で行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Shintaro

58
投資王、ジョージ・ソロスとその父、ティヴァダル一家はユダヤ人であった。彼らはナチ党支配下のハンガリーをいかに生き延びたのか。弁護士であったティヴァダルは緊急避難と正当防衛という概念を正しく理解していた。ゆえに、非ユダヤ人としての身分証明書等を偽造し、ダビデの星をまとうことなくキリスト教徒としてひっそりと生き延びたのだった。一家全滅を防ぐため、家族を分散させながら。自称「擬態」である。ティヴァダルは第一次世界大戦時にロシアに囚われ、シベリアの捕虜収容所から脱出した経験を生かした。この親にしてこの子あり。2017/09/06

Shinya Naito

1
ジョージ・ソロスの実父がエスペラント語で書いた本の翻訳版。ナチスが占領したハンガリーのブダ・ペシュトで、ユダヤ系ハンガリー人として、生き延びる手に汗握る冒険記。権力にすり寄る人間性の弱さ、正式な組織に依存せず、信頼関係に基づく非公式なネットワークを構築する大切さ、憎悪の奴隷にならないことの大切さ、リスクと真正面から向き合い、冷静に対処する姿勢など、人生に大切なことが語られている。リスクをヘッジするのが、ヘッジファンドの由来。ヘッジファンドでのジョージ・ソロスの成功の影には、かなり父の影響があるのだと実感。2017/08/04

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