感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
33
紹介していただいた本。今では、廃校利用の事例は沢山あるけれど、ゼロ年代中期はまだまだ先駆的な時期。廃校になった小学校で起こる不思議な出来事。読了した一人として、先入観や事前情報を持たずに読んで欲しいと思えた内容。年齢的に不安な所もあったのですが、好奇心を持ってページを捲れた自分自身にホッとした部分もある。そうだよね、廃校で悲しむのは人間だけじゃない。2019/12/13
なっぱaaua
29
現在開催中の大地の芸術祭の絵本と木の実の美術館にて購入。ここのメインテーマのお話。2009年から芸術祭開催年度に通い続けている。十日町市にある鉢集落にあった旧真田小学校は2005年に廃校になり、2009年に作者田島征三氏の美術館としてオープンした。最後の生徒と楽しかった思い出、卒業した思い出も。学校の思い出を感じながら子供たちは飛び出していったのだ。大地の芸術祭は廃校を再利用して現代アートの拠点としているところも多い。周るのが大変な場所だが是非来て頂いていろいろと感じてもらいたい場所なのだ。2024/09/22
izw
11
十日町にある「絵本と木の実の美術館」で購入。田島征三さんがデザインしたこの美術館の常設テーマ、コンセプトを描いた絵本。館の方が「この絵本を先に紹介すると大人は先入観をもってこのイメージで見てしまうので、あまり話をしない」と言っていたのが印象的。何も知らずに見ていても楽しい作品群が並び、元小学校の校舎全体が絵本となっている不思議な空間でした。2017/05/01
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- 和書
- 予言村の同窓会 文春文庫