内容説明
二〇一一年三月一一日、巨大津波で陸前高田の市街地は壊滅し、著者の自宅と店舗も流された。息子はいったん避難したあと、避難所で見つからなかった両親を探そうと家に戻って津波に流された。八三歳の著者は夫とともに避難所を移りながら、日々感じたことをノートに毎晩、五七調の「うた」で書き記していた。本書はその中から、被災当初の八六首を選んだ自選集である。
著者等紹介
森住卓[モリズミタカシ]
1951年生まれ。フォトジャーナリスト。米軍基地や核被災・環境問題をテーマに取材。主な受賞歴に平和協働ジャーナリスト基金奨励賞、週刊現代「ドキュメント写真大賞」、日本ジャーナリスト会議特別賞など
郡山総一郎[コオリヤマソウイチロウ]
1971年生まれ。ドキュメンタリーフォトグラファー。中東や東南アジアを中心に取材。主な受賞歴に、よみうり写真大賞奨励賞、上野彦馬賞グランプリなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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