出版社内容情報
アジア・太平洋地域の戦争被害者による証言と、各国の研究者・弁護士による研究発表・報告で構成。94年8月のフォーラムでは、冷戦構造や日米安保体制、あるいはアジア諸国における民主化の遅れなどによって、日本の戦後補償の実行がうやむやにされてきたことが特に指摘された。 【発表者】古関彰一(獨協大学)/ノーマ・フィールド(シカゴ大学)/佐藤芳嗣(弁護士)/新見隆(弁護士)/田中宏(一橋大学)/ジョージ・ヒックス(ジャーナリスト) ほか
目次
戦後補償問題の現在
従軍慰安婦と日本の責任
アジアから見た日本の戦後補償
新たな問題へのアプローチ