出版社内容情報
好奇心をくすぐる小道具を利用し,子どもや保護者に喜ばれることマチガイなしの「学級担任の定番仕事術」を集めた実践集。多くの先生方に広まっている学級担任の仕事術から,特に「小道具」を利用した楽しい実践例を集めました。学級開きに使える自己紹介のやり方や,教室にほんわかとした雰囲気が生まれるゲームやアイデア,作るのも貰うのも楽しみになる学級通信やおたより文例のほか,保護者会・懇親会をなごやかに進めるための安心メニューなど,新人先生もベテランの先生も,マネするだけで喜ばれる「定番メニュー」をたっぷりとご紹介。
たのしいことならマネしたい ●マネできるって偉いこと? ………伴野太一
1 小道具で演出!「出会い」&「別れ」
生徒指導主任の自己紹介 ●最初がかんじん!………廣瀬真人
4月の学級開きに よろしく!カード ………二宮聡介
自己紹介でたのしい第一印象を ●65歳になってもウキウキ教師………粟野邦雄
〈大切にしたいこと〉を表明しました ●〈学級開き〉の紹介文にこめた思い………富田秀紀
授業プラン〈ブタンガスで楽しもう〉 ●出会いの授業にピッタリ!………音田輝元
勉強の楽しさを知る第一歩 ●ブタンガス聖火リレー………金井美澪
学年集会で 魔法使いの絵本 ●中学3年生へのメッセージ………中野隆弘
出会いと別れを虹色に ●レインボーストリーマー………中村 文
離任式で皿回し ●小さな力でも加え続けると………海老澤良弘
「まほうのわ」で,はなむけの言葉 ●〈こころをモノで表す〉あいさつ……… 西岡明信
2 学年・学期始めに「ほんわか雰囲気作り」
新学期,これだけやれば子どもたちと仲良くなれます………木下富美子
ピンポンブー は超おすすめ ●たのしい教師のつよ~い味方………斉藤香代子
〈ピンポン先生〉はおすすめです………西岡明信
協力のミサンガ ●ほんわか雰囲気づくりに………厚井眞哉
回路と一緒に心もつながる! エナジースティック………坂下佳耶
出会いの授業でエナジースティック………横山裕子
なまえデザインで自己紹介………谷 岩雄
やってみました〈なまえデザイン〉 ●新学期の掲示物としておすすめ………二宮聡介
「自己紹介ビンゴ」のすすめ ●学級開きのちょっとしたアイディア ………根本 巌
「今月の唄」は 本当におすすめです ●ココロがちょっとほっこりします……… 扇野 剛
1年生と「20のとびら」 ●「聞くこと」が楽しくなる……… 木下富美子
悩み相談ゲームはたのしいぞ ……… 島 百合子
本当の姿がわかる?! よい子テスト……… 萠出 浩
誕生日には手品を ●僕と子どもたちをつなぐ楽しみごと……… 内山美樹
拍手の練習………宮地祐司
3 メッセージを贈ろう!「おたより」&「学級通信」
〈夏休みの宿題〉は,おすすめです ……… 伊勢革観
道徳・読み物プラン 夏休みの宿題 ………峯岸昌弘
先生から? 暑中見舞い! ●休み明けのドンヨリ,なんとかしたいですね ……… 小原茂巳
合格お守り年賀状 ………小沢俊一
もらってうれしい年賀状………… 水口民夫
手紙の台紙は折り染めで 卒業式に親に贈る手紙………小沢俊一
最高の思い出を手紙にして ●2年間の感謝の気持ちを手紙に込めて ……… 伴野太一
ラクなのにグーな 定番学級通信 ●クラスのスタートの時期に……… 小原茂巳/中 一夫・編
4 これで安心!「授業参観」&「懇談会」
なごやかな雰囲気で伝えられたらいいな ●学年はじめの参観日・懇談会………久朗津祥江
お母さん達と盛り上がる! 保護者会で交流ゲーム……… 奥 律枝
コレであなたも 「たのしい学級懇談会」 ●笑顔の出る懇談会をめざして………田辺守男
懇談会で折り染めをしました!……… 長嶋照代
保護者会で〈皿回し〉……… 山路敏英
中学生活を知ろう ●保護者にも喜ばれた「クイズ/中学1年生に聞きました」の授業………高橋善彦
お役立ちグッズのご案内
「たのしい授業」編集委員会[タノシイジュギョウヘンシュウイインカイ]
●「たのしい授業」編集委員会
主に現職の学校教諭十数名で構成される。月に一度開かれる自主参加型の「公開編集会議」では,全国各地のサークルや研究会で発表された資料の中から「ぜひみんなに知らせたい楽しい話題」や「学ぶに値する内容」 を選び,月刊誌『たのしい授業』(1983年創刊~)に取り上げることを通じて,教育の質の向上に努めている。
板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
●板倉聖宣
1930年 東京下谷(現・台東区東上野)に生まれる。10人兄弟の7番目(四男)。家は医療器械製造業を営む。小学生のころ「小学生全集」の『算術の話』と『児童物理化学物語』を読み,感動する。以後,子ども向きの科学読み物に愛着を持つ。
1951年 学生時代に自然弁証法研究会を組織。機関誌『科学と方法』を創刊。
1958年 物理学の歴史の研究によって理学博士となる。
1959年 国立教育研究所(現・国立教育政策研究所)に勤務。
1963年 仮説実験授業を提唱。以来,科学教育に関する研究を多数発表。教育の改革に取り組む。また,『発明発見物語全集』『少年少女科学名著全集』(いずれも国土社)を執筆・編集し,科学読み物の研究を続ける。
1973年 教育雑誌『ひと』(太郎次郎社)を遠山啓らと創刊。
1983年 教育雑誌『たのしい授業』(仮説社)を創刊。編集代表。
1995年 国立教育研究所を定年退職。私立板倉研究室を設立。同時にサイエンスシアター運動を提唱・実施。
2013年 日本科学史学会会長に就任。
目次
1 小道具で演出!「出会い」&「別れ」(生徒指導主任の自己紹介―最初がかんじん!;4月の学級開きに よろしく!カード ほか)
2 学年・学期始めに「ほんわか雰囲気作り」(新学期、これだけやれば子どもたちと仲良くなれます;ピンポンブーは超おすすめ―たのしい教師のつよ~い味方 ほか)
3 メッセージを贈ろう!「おたより」&「学級通信」(“夏休みの宿題”は、おすすめです;道徳・読み物プラン 夏休みの宿題 ほか)
4 これで安心!「授業参観」&「懇談会」(なごやかな雰囲気で伝えられたらいいな―学年はじめの参観日・懇談会;お母さん達と盛り上がる!保護者会で交流ゲーム ほか)