内容説明
第二次世界大戦時、数十万のソ連女性が戦場に赴いた。その規模と戦闘への直接参加の点で、他に例がない。「絶滅戦争」の地獄で彼女らは何を見たか。さらに、なぜソ連は特異だったのか。戦間期にさかのぼり、その要因を解き明かす。
目次
第1章 フロントヴィチカはいかに生み出されたか
第2章 「女の仕事ではない」―志願兵
第3章 慈悲の姉妹たち―看護師
第4章 「ハヤブサ」と「魔女」―飛行士
第5章 敵の背後で―パルチザン
第6章 大量動員
第7章 女性義勇狙撃旅団
第8章 狙撃兵運動
第9章 エピローグ―半ば忘れ去られた人々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
5
ふむ2024/05/23
かしこ
4
独ソというタイトルから、ドイツの女性についての話もあるのかと思ったらなかった。ソ連の女性だけ。 以前読んだ戦争は女の顔をしていないはインタビューなのでとてもエモーショナルで感情が溢れていた。こちらは公文書などの記録を元に書かれた本なので、感情は書かれていないが、莫大な女性兵士のエピソードが載っているので、かなりイメージが湧く。死体の写真もあった…狙撃兵やパイロットとして花形扱いで宣伝役としてもてはやされた女性兵士もいるけれど、大方の女性兵士はちゃんとした扱いをしてもらえず、セクハラに困らされていたそう2024/02/18
拡がる読書会@大阪
0
第二次世界大戦中にソ連で前線に立った女性たちの実像を描いた歴史ノンフィクションです。本書は、ソ連女性の戦争参加が他国と比べていかに異例であったかを、社会背景から掘り下げています。 戦地に女性が赴いた事例はたくさんありますが、正規の軍人として採用したのはソ連が初めてだったでそうです。 募兵から生活状況、前線への「脱走」や懲罰、自殺、ジェンダー関係、性的関係など、さまざまな問題が取り上げられいます。 https://note.com/sharebookworld/n/n831b003d5eb22025/04/27