内容説明
本書では、「対話の医療」によって、失われてきた患者さんと医師との絆を取り戻すとともに、今なお苦しみ悩まれている人たちへの「道しるべ」として役立って欲しいという願いをこめて、掌蹠膿疱症とはどのような病気かについて概要を述べる。
目次
1 掌蹠膿疱症について(掌蹠膿疱症の原因と免疫の異常;掌蹠膿疱症の臨床;掌蹠膿疱症性骨関節炎 ほか)
2 掌蹠膿疱症を理解する(掌蹠膿疱症と食生活;掌蹠膿疱症と妊娠;掌蹠膿疱症性骨関節炎と椎間板ヘルニア ほか)
3 治療の道程(掌蹠膿疱症とビオチン治療;扁桃と歯の金属アレルギー原因説について;治療を継続してもらうための指導 ほか)
著者等紹介
前橋賢[マエバシマサル]
東北大学医学部卒業。東北大学大学院医学研究科修了後、同大学医学部付属病院に勤務。その後、国立療養所秋田病院勤務を経て青嵐会本荘第一病院に勤務。医学博士。内科認定医。内科指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まめお~
3
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)。掌→手のひら、蹠→足の裏に膿疱ができる病気で、何割かは骨関節炎を伴う。ワタシも最近手のひらにポチポチ、とうとう腰や鎖骨の痛みも出現(^^; この病気の第一人者の医師が著者、病気のことが詳しく書かれている。詳しすぎて難解なところも多いが、先日行ったクリニックでの処方の意味がわかったのは有益だった。 女優の奈美悦子氏が著者に出会い、この病気を克服したという本を書き、テレビにも出たそうで、テレビでの発言以来発生した「弊害」のようなことも愚痴ってあったのが興味深かった。 2014/05/25
サスケ
1
ビオチン治療でビオチン不足の解消と腸内環境の改善を行なうことで掌蹠膿疱 症は直ることを主張されている本。 ビオチン治療については、ずいぶんと前からネットから情報を得ていたので、 目新しい事は書いていなかった。ただし、学会などで無視された件は気になる。 お金にならない、患者のための医療だからなのか。これが真実なのかどうか、 もっと情報が欲しい。2016/04/07
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