内容説明
昔気質を自認する「インテリア・デザイン屋」である著者が、建築・インテリアに造詣が深いクリスティの作品を引用しながら現代日本文化を軽妙に分析し、斬る。
目次
一九二〇年代への憧れ
そして装飾はなくなった
街並みは誰のもの
巴里のポアロとヘイスティングス
我が道を行く
狭いながらも
うしろに柱
椅子に恋して
椅子、この近くて遠きもの
阿、醜女、虎、苦闘
インテリア風インテリア
煙が目にしみる
あれも買いたい
アイ・ラブ・湯
涼風を求めて
男子厨房に入るべし
酒に似合わないもの
色ありてこそ
処変われば
身の周りは宣伝だらけ
旅に出よう
今夜のお宿は
イタリア、デザインの旅
著者等紹介
安永一典[ヤスナガカズノリ]
1935年大阪生まれ。京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒。川崎重工業(株)。(株)大丸デザイン室、装工事業部。日本万国博覧会協会(1968‐70)。京都工芸繊維大学非常勤講師(1976‐88)。宝塚造形芸術大学教授(1991‐2006)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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