内容説明
キリスト教に関心を寄せ、スピリチャル・ライフを求めながら、教会には入れない多くの近代人にとって、本書は福音であり、「こころ」を取り戻せる書である。「ボーン・アゲイン」という用語の本来の意味を説き、キリスト教精神から社会正義の大切さを訴えるボーグ氏は、まさにキリスト教ルネッサンスの旗手である。さらに、キリスト教以外の世界の宗教のそれぞれの聖なるものの体験を認め、21世紀にあるべき生き方を示している。
目次
今、クリスチャンであることの意味
変革の時代におけるキリスト教のこころ
第1部 キリスト教の伝統を見直す(信仰 こころのあり方;聖書 伝統のこころ;神 現実のこころ;イエス 神のこころ)
第2部 クリスチャンの生活を見直す(生まれ変わる 新しいこころ;神の国 正義のこころ;シン・プレイス こころを開く;罪と救い こころの変革;ものごとのこころ 実践;こころと故郷 多元主義時代のクリスチャン)
著者等紹介
ボーグ,マーカス・J.[ボーグ,マーカスJ.][Borg,Marcus J.]
オレゴン州立大学栄誉教授。イエス学者の立場で、硬直した一部の専門家から「キリスト教のこころ」を取り戻す作業をし、クリスチャンの視点で、これまでにキリスト教の伝統を築き上げてきた先人たちの「こころ」を、正確に伝えようと努めている
小門宏[コカドヒロシ]
1932年東京生まれ。東京工業大学名誉教授。早稲田大学理工学部卒業。東京工業大学大学院博士課程修了後、東京工業大学、千葉大学工学部にて、情報記録技術の研究に従事。学生時代より、聖書学者であり、立教大学教授であった、故赤司道雄牧師の教えを受けて聖書、イエスに関心を抱く。現在、キリスト教同仁社団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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