内容説明
川の流れの様に歴史は流れ去っていくが、その歴史に描かれた劇的人間像は人々の共感を得て、いつまでも語り伝えられていく。その永続性こそ歴史的人間文化の価値である、と『中世の秋』の著者ホイジンガは言う。本書はホイジンガの「歴史の心」の解明を志す。
目次
ヨハン・ホイジンガの歴史観と文明論
ブルクハルトとホイジンガ
三つのホイジンガ論をめぐって
ヨハン・ホイジンガの歴史観の変遷とその背景
若きヨハン・ホイジンガの修業時代
ヨハン・ホイジンガと遊びの精神
新しい文化史論議を巡って
文化史の課題
著者等紹介
里見元一郎[サトミモトイチロウ]
1928年静岡市に生れる。1952年東京大学文学部西洋史学科卒業。都立白鴎高校、深川高校教員から、1964年東海大学文学部助教授となり、1967年清泉女子大学助教授、教授を経て、1999年退職
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