出版社内容情報
史上まれに見る大接戦の末、ブッシュ・アメリカ大統領の当選が確定したのは、まだ我々の記憶に新しい。アメリカの外交政策は、日本はもとより世界中の国々に、時として大きな衝撃をもたらすだけに、新大統領によるこれからの外交政策の方向性が注目される。アメリカでは大統領が外交政策を最終的に決定する。首都ワシントンでは、抜きんでたパワーをもっている「大統領」を中心に、これをサポートする「官僚」、これに対抗する「議会」をキーワードとして、外交政策決定という名のゲームが演じられる。本書は、このようなアメリカ外交の政策決定シス
【目次】
第1章 大統領の優位性
1 アメリカ大統領のリーダーシップ
2 大統領の権限
3 大統領の役割
4 大統領のパーソナリティと決定スタイル
5 大統領選挙
6 大接戦・大混乱となった2000年大統領選の背景
第2章 大統領をサポートする外交官僚機構
1 アメリカの官僚制
2 政策の形成と継続性
3 官僚の意識と行動
4 大統領府
5 国家安全保障会議
6 中央情報局
7 通商代表部
8 国務省
9 国防総省
第3章 大統領に対抗する議会と外交政策
1 民主主義国家と外交政策
2 チェックアンドバランス(抑制と均衡)の原則
3 議会の問題点
4 行政監視権と調査活動
5 議会の参与
6 外交関連法案審議
7 議員の代表観
8 委員会制度の発達
9 議会活動を支える専門スタッフ
10 外交問題で発言権を強める議会
11 大統領と議会の関係
内容説明
日本にとっても無視できないアメリカの外交政策決定システムを、大統領と議会・官僚との関連を軸に、数々の事例と最新の資料を使って解き明かす。
目次
第1章 大統領の優位性(アメリカ大統領のリーダーシップ;大統領の権限;大統領の役割 ほか)
第2章 大統領をサポートする外交官僚機構(アメリカの官僚制;政策の形成と継続性;官僚の意識と行動 ほか)
第3章 大統領に対抗する議会と外交政策(民主主義国家と外交政策;チェック・アンド・バランス(抑制と均衡)の原則
議会の問題点 ほか)
著者等紹介
浅川公紀[アサカワコウキ]
1944年山梨県生まれ。1973年早稲田大学大学院政治学研究科修了。現在、東京家政学院筑波女子大学国際学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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