内容説明
エリザ朝の諷刺詩人マーストンがページとステージに送り出した諷刺家たちの立ち姿に、劇壇事情の舞台裏から光をあてる。
目次
第1部 法学院のマーストン
第2部 諷刺家の誕生(法学院の放蕩息子;嘲笑うW.K.―『ピグマリオンの彫像の変身と諷刺詩数篇』;吠えるキンセイダー―『悪徳の懲罰』;ページからステージへ)
第3部 変貌する諷刺家たち(少年劇団のマーストン;自家中毒のフェリーチェ―『アントニオとメリダ』;復讐だ、アントニオ―『アントニオの復讐』;気質を抜かれたドン・キンセイダー―『御意のままに』;変装する公爵;痴愚神礼讃―『たいこ持ち』)