先物取引被害と過失相殺―過失相殺の抑制に向けた理論と実務

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  • サイズ A5判/ページ数 345p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784896283464
  • NDC分類 676.4
  • Cコード C2032

内容説明

安易な過失相殺を抑制する理論と実務を詳解!先物取引被害救済に取り組む弁護士が、過失相殺抑制に向けた理論の構築と実践での活用方法を示した注目の書!先物業者に一任せざるを得ない委託の構造から、実質的一任売買下における信認義務を導き出すことで、過失相殺抑制を実現するほか、委託者心理にも着目。

目次

第1章 商品先物取引の実態と被害実態
第2章 消費者取引被害における過失相殺審査の視点
第3章 信認義務による過失相殺規制の視点
第4章 実質的一任売買に関する判例法理
第5章 判例で多用される過失相殺理由に対する反論
第6章 過失相殺の規制に向けた心理学的検討

著者等紹介

内橋一郎[ウチハシイチロウ]
昭和63年弁護士登録(兵庫県弁護士会所属)。現在、兵庫県弁護士会消費者保護委員会委員

大植伸[オオウエノブル]
平成9年弁護士登録(広島弁護士会)。現在、広島先物被害研究会事務局長、広島弁護士会公害対策環境保全委員会委員長

加藤進一郎[カトウシンイチロウ]
平成12年弁護士登録(京都弁護士会)。現在、日本弁護士連合会消費者問題対策委員会委員(金融サービス部会)、京都弁護士会消費者サラ金被害救済センター運営委員会委員長、京都先物・証券取引被害研究会事務局長

土居由佳[ドイユカ]
平成14年弁護士登録(兵庫県弁護士会)。現在、兵庫県弁護士会消費者保護委員会・高齢者・障害者総合支援センター運営委員会

平田元秀[ヒラタモトヒデ]
平成6年弁護士登録(兵庫県弁護士会)。現在、日本弁護士連合会消費者問題対策委員会幹事、兵庫県弁護士会消費者保護委員会委員、姫路先物取引被害研究会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐藤一臣

7
訴訟では判決よりも和解の方が圧倒的に多いようです。先物取引では、確実に過失相殺が問われます。原告に過失があったとみなされるケースが多いです。そんなときに、どんな過失があり、どれくらいの程度の過失が問われるのかがしっかりと書かれています。どうやって自分に過失がなかったか、少なかったかを訴えるのに必要な本でしょう。先物取引だけでなく、他の様々な訴訟のケースの過失度合いについて書かれた本がシリーズ化してもらえるとありがたい。2015/09/10

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