売血―若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか

売血―若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773352351
  • NDC分類 492.26
  • Cコード C0095

内容説明

売血が全盛だった昭和39年。より良き血液需給体制の確立をめざして立ち上がった12人の医学生がいた。これは象に立ち向かう蟻のような、極めて微力な抵抗をし続けた若者達の青春の記録である。

目次

第1章 ライシャワー事件は起こるべくして起こった
第2章 血液銀行、常習売血者そして暴力団の相関図
第3章 「血研」大いに面目を施す
第4章 新たな血液制度を模索
第5章 国の無策でここにも売血被害者が
第6章 献血はいかに推進されたか
第7章 医学生から医療の現場へ
第8章 よりよい献血を目指して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寺内町亭小天狗

1
二十歳(はたち)の献血というキャンペーンが、毎年成人式になるとよく聞かれます。20才になった記念に献血をする方もいられることでしょう。献血制度なるまでは、「売血」という血を売ることで輸血をしていた時代があった。本書は、<「売血」輸血から「献血」輸血になるまでの我が国の献血歴史>といっても過言ではない。一読、されたし。用語:ライシャワー事件 ・商業血液銀行・日本輸血普及会・「黄色い色の恐怖」(読売新聞昭和39年9月記事)・「献血の推進について」(昭和39年8月21日閣議決定)・著者の輸血価格割引制度提案。2015/12/23

モエム

1
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9043/baiketsu/index.html 著者許諾の元、Webに全文掲載されたこちらのサイトで読みました。すごい話です。売血についてなにも知らなければ、一読をお勧めします。絶版となってしまっているのが非常に勿体無い作品。2012/05/17

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