内容説明
自らが奇人、変人であり、同時に奇人、変人を愛した人。「迷留辺」=迷い留まる所で、メルヘン的な生き方を貫き通し、イギリスの田舎家風の建物を作り、殆ど何もしないかの如く生きた内田勇三郎。律儀さと図々しさの奇妙な併存の中で、「内田クレペリン検査」―わが国で今でも最もよく使われている心理テスト―を考案した彼は、奇人の大関格(この本では小結と書かれているが)の人と言ってもいいだろう。この本は息子(純平氏)の書いた心暖まる挿話集である。
目次
第1章 迷留辺荘主人あれやこれや
第2章 内田勇三郎、片々咄
第3章 内田勇三郎の学問(しごと)―息子からみて
第4章 迷留辺荘、ワンダーランド
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