内容説明
本さがし、人たずね、今日はどこまで行ったやら。面白そうな本、気が合う人をもとめて、人生採集の旅はいつまでもどこまでも。
目次
理智と情感が按配よくまざって―帚木蓬生『閉鎖病棟』
著者の温雅な史眼がひかる―陳舜臣『耶律楚材』
いつもみごとな勘所のおさえかた―赤川次郎『ネガティヴ』
母という鏡に自分の人生を映す
志賀直哉の人と文学への愛着―篠沢秀夫『志賀直哉ルネッサンス』
面白うてやがて哀しき人間山脈
台湾人の純朴な心に思い乱れて―司馬遼太郎『台湾紀行 街道をゆく四十』
買わなきゃほぞかむ、学匠の著述集三種
恋愛のあやうさを描いて快調―海老沢泰久『廃墟』
洛中洛外恋めぐる〔ほか〕
著者等紹介
山野博史[ヤマノヒロシ]
昭和21(1946)年和歌山市生れ。京都大学大学院法学研究科博士課程修了後、関西大学専任講師、助教授を経て、同大学法学部教授。専攻は日本政治史、書誌学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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