内容説明
『竹取物語』とは大和朝廷による竹斯(筑紫=倭国)の国盗り物語であった!かぐや姫の血をもらい受けようと群がる恥を知らぬ大和新豪族の姿。「悠久の大和史観」に引導くれる鬼才室伏志畔が放つ幻想史学の第三弾。
目次
序詞 比喩と手袋
第1章 三輪山の証言
第2章 かぐや姫の暗喩
第3章 正倉院とクーデター
第4章 春日大社の秘密
第5章 大和の空騒ぎ
第6章 架空の足跡
第7章 出雲王朝の残映
第8章 双子寺の遠景
第9章 聖徳太子の構造
第10章 知られざる文芸復興
終章 飛鳥の地上絵
結語 世界を降りるために