内容説明
「離婚」という窓から見た現代の中国。人間である限り、愛憎の心は世界共通。しかし中国には政治事情による特殊な離婚がある。本当の事を知って、はじめて解り合える日中友好。
目次
第１章 顔の傷―離婚裁判
第２章 別れの代償―愛人問題
第３章 都会の男―ホワイトカラー意識
第４章 七夕夫婦―別居
第５章 ５０％ののぞみ―産児制限と男尊女卑
第６章 疑装離婚―戸籍移動
第７章 ふたりの妻―姦通罪と重婚罪
第８章 出戻り―中国人の離婚観
第９章 大男大女―結婚紹介所と適齢期
第１０章 身売りする花嫁―売買婚と人身売買
第１１章 まぼろしのスイートホーム―都会の住宅事情
第１２章 身代りにされた夫―頂替工制度
第１３章 長椅子に眠る妻―寃罪
第１４章 北京市西城区の場合
（虐待；親権と養育費；生理的欠陥；財産分与）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めいりー
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OLマニュアルの「彼女が離婚で得たもの&失ったもの」が好きなので読んでみた。30年前の中国。解説を交えながら判例を書き連ねていくような内容で、一人っ子政策や都市戸籍･農民戸籍など、中国ならではの事情が離婚とつながっているケースが多く取り上げられていて興味深かった。面白いです。2016/06/15
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