出版社内容情報
喜び = 痛み 空想 = 現実
苦痛にすら喜びを感じ、空想と現実を行き来する超ヘンな生き物=ヒト。
その心の根源を、数々の賞を受賞している気鋭の心理学者が解き明かす。
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人間とは奇妙な生き物だ。
苦痛や恐怖にすら喜びを感じたり、
空想のできごとに手に汗握り、涙を流したりする。
本書はそんな不可思議な人間心理を、
「本質主義(エッセンシャリズム)」という視点から読み解く。
本質主義とは、「見た目ではわからない<本質>がものには宿っている」という認識のこと。
これは人間ならではの性向であり、
私たちの心の奥深くにひそみ、社会・文化をかたちづくる。
本書はそのことを、さまざまな「喜び」というテーマで解読していく。
食・愛・セックス・芸術・スポーツ・想像・苦痛・科学・宗教etc
読者はこうしたものに複雑な喜びを覚える
人間ならではの心の深みへと導かれるだろう。
・なぜ、喜びに苦痛を、苦痛に喜びを感じるのか?
・なぜ、仮想現実をつくり、そこに現実以上の喜びを感じてしまうのか?
・想像力・創造力はどこから生まれるのか?
・魅力の正体とはなにか?
・ホラー映画など怖いモノについ惹かれてしまうわけは?
・なぜ、ヒトは科学や宗教を生み出したのか?
心の根源へと降りていく、スリリングで明晰な知の探険へ、ようこそ!
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::目次::
はじめに 人間であることの核心
第1章 見えない「本質」がそこにある(喜びの本質)
第2章 魂のお味はいかが?(食の喜び)
第3章 魅力の正体ってなに?(愛とセックスの喜び)
第4章 有名人の着た服が高額で売れるわけ(物を愛する喜び)
第5章 なぜアートに魅せられるのか?(芸術・スポーツの喜び)
第6章 空想の役割(想像の喜び)
第7章 怖いモノ見たさの謎を解く(安全と苦痛の喜び)
第8章 科学と宗教、限りなさと畏怖(超越する喜び)
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◎続々、絶賛!
ポール・ブルームは、今日、心の科学において最も深く、最も明晰な思索家である。
---スティーブン・ピンカー
本書には、「なぜ芸術が喜ばしいのか」というテーマについて、
私がこれまで読んだ最良の論考がある。
---ダニエル・レヴィティン~『音楽好きな脳』の著者
食や性愛、芸術や楽しみについて明かしたこの本に、だれが抵抗できるだろう?
---ニューズウィーク
ブルームは、幸福についての一般的な内容とは大いに異なる本を書き上げた。
---ニューヨーク・タイムズ
著者独自の研究に、神経科学、行動経済学や哲学などの知見を織り交ぜながら、
人間の喜びにおける「本質主義」について、説得力のある議論を展開している。
---シード・マガジン
【著者紹介】
イェール大学・心理学部教授。哲学・心理学協会(SPP)の前会長。著書に『赤ちゃんはどこまで人間なのか:心の理解の起源』などがある。アメリカ出版社協会最優秀賞など、数々の賞を受賞。
内容説明
苦痛にすら喜びを感じ、空想と現実を行き来する超ヘンな生き物=ヒト。さまざまな「喜び」のなかに、人間ならではの心の謎が隠されている。数々の賞を受賞している気鋭の心理学者が、従来の説を超えて開く、画期的な成果。
目次
第1章 見えない“本質”がそこにある―喜びの本質
第2章 魂のお味はいかが?―食の喜び
第3章 魅力の正体ってなに?―愛とセックスの喜び
第4章 有名人の着た服が高額で売れるわけ―物を愛する喜び
第5章 なぜアートに魅せられるのか?―芸術・スポーツの喜び
第6章 空想の役割―想像の喜び
第7章 怖いモノ見たさの謎を解く―安全と苦痛の喜び
第8章 科学と宗教、限りなさと畏怖―超越する喜び
著者等紹介
ブルーム,ポール[ブルーム,ポール][Bloom,Paul]
イェール大学・心理学部教授。哲学・心理学協会(SPP)の前会長。アメリカ出版社協会最優秀賞、アメリカ心理学会発達心理学書籍最優秀賞など、数々の賞を受賞している
小松淳子[コマツジュンコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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米川青馬
壱萬参仟縁
すー
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takao