内容説明
ルネサンス後期のフランスの庶民、王侯貴族、文学者などの心性を、ロンサール、モンクレチアン、フェビュス、オリヴィエなどの作品をひきつつ動乱の時代を生きたひとびとの日々を暮し方から考察する。
目次
第1部 アイデンティティの模索(十六世紀フランス短話集に見られる他郷との接触について;ロンサール・自然・フランス)
第2部 王権の発見(十六世紀フランス人文主義悲劇に見られる君主像とその周辺―ラザール・ド・バイフからアントワーヌ・ド・モンクレチアンにいたる;鹿の軛脚を王に捧げる―偽式とならなかった儀式)
第3部 信と不信の間で(「迷信」妄想)
著者等紹介
高橋薫[タカハシカオル]
1950年、東京に生まれる。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学教授。専攻、フランス十六世紀研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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