オーバードーズする子どもたち―なぜ、「助けて」が言えないのか?

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オーバードーズする子どもたち―なぜ、「助けて」が言えないのか?

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  • サイズ 46判/ページ数 136p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772615822
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0037

出版社内容情報

薬物依存症の臨床現場では、10代患者が急増しています。その多くは覚醒剤や大麻ではなく、「市販薬」です。子どもたちはつらい感情を和らげようと市販薬をオーバードーズし、いつしかそれを手放せなくなっています。
わが国の薬物対策は長らく「ダメ。ゼッタイ。」のスローガン一辺倒で、使用者をさらし者にし、排除してきました。その背後にある「生きづらさや困りごと」には目を背け、気づかないふりを決め込んできたわけです。いま私たちは、そのツケを突きつけられています。(「はじめに」より)


【目次】

第1章 まず共有したい自殺のファクト
第2章 リストカットとはどんな現象か
第3章 リストカット、そしてオーバードーズ
第4章 さまざまなトラウマとオーバードーズ
第5章 助けを求めないのが自傷行為の本質
第6章 ハームリダクションと持続可能な支援

内容説明

かつてない勢いで増え続ける10代の薬物依存。市販薬の過剰摂取から子どもたちを救うために。

目次

第1章 まず共有したい自殺のファクト
第2章 リストカットとはどんな現象か
第3章 リストカット、そしてオーバードーズ
第4章 さまざまなトラウマとオーバードーズ
第5章 助けを求めないのが自傷行為の本質
第6章 ハームリダクションと持続可能な支援

著者等紹介

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
精神科医。国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究部 部長。1993年佐賀医科大学卒。横浜市立大学医学部附属病院精神科、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所司法精神医学研究部、同研究所自殺予防総合対策センターなどを経て、2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

164
薬物依存症の多くは麻薬ではなく市販薬で起こっている。不安や辛さを和らげるための過剰摂取、オーバードーズ。近くに相談者がいない、相談したとして絶望を感じたから助けてが言えない。傷は癒えることのないまま深まっていく。表面上は問題なく過ごしていても、長期的に心の痛みは複雑化する。薬を無理やり奪ってしまえば、最悪は死を引き寄せる。外力で突然変化させるのは危険である。根本的な解決策はないが、背景を知り、寄り添うこと。否定ではなく正しさでもなく共感することから始まる。親のケアも重要である。とても個人対応は無理だろう。2025/10/16

たまきら

40
SOSの出し方教育が導入されて以降子どもたちの自殺が増えている。SOSを出して失望した子がいるのでは?本当に安心して助けを求められる場所が必要なのではないのか?…そんな専門家による苦悩を読みながら、14歳の娘や友達たちの苦悩を思いました。「青い舌」を聞いたときにもビックリしたけれど…。親にできることは話を聞いて、ご飯を用意するぐらいしかない気もします。…難しいなあ。ちなみに墨田区でも十代の薬物汚染、ゼロではないようです。2025/11/24

ムーミン

32
大人社会のひずみや作り出している空気が、子どもや若い人たちの心に大きな影響を与えている現状に、一石を投じられない自分へのもどかしさを感じます。2025/12/28

メチコ

19
オーバードーズなりリストカットなりに、漠然と嫌悪感を抱いている人は読んでみてもいいかもしれない。 そういった行為を繰り返す人たちの心を少しでも理解するための導入書的な感じかな。 「ダメ、ゼッタイ」は場合によっては相手を追い詰めてしまう可能性があるということを知っておく必要はありそうだよね。 このあたりの知識が足りないと、良かれと思った寄り添いが、逆に相手に絶望を与える…そういったことだってあるんだよね。2026/01/22

ヴィオラ

14
著者の公開講座を聞きに行く予定があるので、最低限の予習のつもりで。幸い自分はオーバードーズもリストカットも縁のない子ども時代を過ごしたが、それ故にそういう境遇にある子どもたちへの接し方が全く分からない。講座を聞いて、少しでも理解できれば良いのだが。2026/01/28

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