目次
第1章 代数方程式
第2章 多項式の既約性
第3章 線型空間
第4章 体の代数拡大
第5章 ガロア理論
第6章 ガロア理論の応用
付録A 必要事項のまとめ
著者等紹介
中島匠一[ナカジマショウイチ]
1984年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。学習院大学理学部数学科教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舌噛
2
これでもかとしつこいくらい丁寧に書かれたガロア理論の入門書。既約多項式のイデアルによる拡大体の構成と固定体によるガロア拡大を利用してガロア対応を示していく様子は、ブロックを積み上げて徐々に形を現しできあがっていく建築物を眺めるようでワクワクする。具体例が豊富で中学高校で習った因数分解や解の公式の背景にこんなに広い世界が広がっているということが予備知識がほとんどなくても堪能できた。ところどころ証明無しの定理が使われていたが、入門書の性格上その後の学習へのうまい誘導と受け取った。2017/05/29
-
- 和書
- 中世歌謡の研究