内容説明
世界では1年間に520万人の子どもたちが、5歳の誕生日を迎えることなく命を落としています。死亡原因の約半分は「栄養不良」に関係しています。消えていく子どもたちの命は、安全な水、栄養のある食事でつなぎとめることができます。世界中で子どもたちの栄養不良の改善などに取り組むワールド・ビジョン・ジャパンの活動は、国際協力の大切さと大きな希望を与えてくれます。
目次
第1章 わたしたちが出会った栄養不良の子どもたち
第2章 食べられない人と食べすぎの人がいる奇妙な世界
第3章 なぜ栄養不良が起こるのか?
第4章 栄養不良が深刻な国でわたしたちがおこなっていること カンボジア
第5章 危機的な状況での食料支援
第6章 栄養不良の改善には世界の協力が不可欠
第7章 わたしたちにできること
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かお
9
世界中の子供たちの健康と幸せの為に活動する、ワールド・ビジョン。日本も第二次世界大戦後、支援を受けていたとは。ただ食べ物を与えるだけではなく、綺麗な水、衛生的なトイレが必要。太り過ぎも健康的ではない。バランスの取れた食事をする為の知識を広める事も重要。 食品ロスが問題になっている日本。幸せな環境にいる自分に何が出来るのか…。考えさせられた。2023/06/11
6haramitsu
0
子どもが借りてきた本を拝借。厳しい現実に唖然とさせられる、いや、焦りのような不安のようなこの感覚をおぼえる。自分はたまたま(衰退しているが)裕福な日本という国に産まれたし、自分の子供達もそうだ。でも、自分たちが栄養不良の環境に産まれなかったかどうかさっぱりわからない。要は無縁ではないとうこと。まずは自分の恵まれている境遇に感謝すること。これならすぐにできる!し絶対間違っていない。ワールド・ビジョン創始者の言葉「すべての人に何もかもはできなくとも、誰かに何かはできる」まさに「ハチドリのひとしずく」自分もやる2024/11/30