内容説明
妊娠したかも…どうしたらいいの?ピルって体に悪いの?中絶って自分でできないの?出産したら学校はやめなきゃいけないの?こんな疑問にこたえます。
目次
01 妊娠したかも、どうしよう…(だれにも言えなくて。すみません。;圧倒的に足りない性の知識 ほか)
02 人生を守るための性の知識(日本の義務教育では、性交・避妊・中絶を学ばない;コンドームをつけていても妊娠するのはなぜ? ほか)
03 「産まない」という選択(自分で中絶ってできないですよね?;中絶は女性の権利 ほか)
04 「産んで育てる」という選択(産むと決めたら;学校や仕事はどうする?どうなる? ほか)
05 「産んでたくす」という選択(産みたいけど育てられない場合;「乳児遺棄で女性を逮捕」のニュースを見るたびに ほか)
著者等紹介
にじいろ[ニジイロ]
本名、中谷奈央子。性教育講師・思春期保健相談士。公立高校の養護教諭を経て、2016年よりフリーランスで活動中。全国各地で児童生徒を対象にした性に関する講演・授業、保護者や教員向け研修などを行っている
〓橋幸子[タカハシサチコ]
埼玉医科大学産婦人科医、思春期外来担当。2000年山形大学医学部卒業。性教育をしたいと産婦人科医になり、年間120件の性教育講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
43
最近妊娠の話になったので、娘が読むかな?と置いておきました。手に取ったような取らないような。性との出会いがあまりにも男性重視のAVやエロ漫画で戸惑ったり、無知をからかう友人からの偏った情報だったりしてほしくないから。恥ずかしがらずに伝え続けたいです。2023/09/21
たまきら
43
日本では利用できない女性がとれるはずの避妊の選択肢がとても分かりやすく紹介されています。日本は中絶大国であり、それはアメリカのような中絶が違法となる可能性がある国に比べれば女性の権利があるように見えるかもしれません。けれども妊娠しないで済むという選択肢が少なすぎ、経済的にも負担が大きいことが学べます。この本は性教育の本ですが、同時に日本がこの分野でいかに立ち遅れているかの現実を学べる本でもあります。性教育は隠さず恥ずかしがらず。避妊の選択肢については声をあげていきたいな。2022/06/09
ヒラP@ehon.gohon
19
少子化対策とか、ジェンダーとか、大人目線で性を考えている一方で、若者たちの純粋な悩みに向き合えていないことを感じました。2023/03/27
ぽじ
3
すごくよかった!!卒業生からのお手紙がとても心に響いた。中絶を悪として扱う性教育ではなくて、ひとつの権利として扱うのは大切だと思う。もっと男性に当事者意識があればいいんだけどな。そう思いつつも、うちは三兄弟だから妊娠させないように(ここ)気をつけなきゃ、、と思ってしまっている。2022/03/02
rachel
2
にじいろ先生の講演を聞いたのをきっかけに。性交同意年齢が13歳というのはさすがに低すぎる。2025/03/27
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