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目次
男の世界
「選挙権(suffrage)」の話
1832年:失われた選挙権
1832~1897年:一粒のどんぐりが大きな樫の木に
ミリセント・ギャレット・フォーセット
サフラジストと支援者たち
1903年:時は来た
エメリン・パンクハースト
1903年:言葉ではなく行動を
1905年:「質問!質問です!質問に答えて!」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
55
今から100年以上も前の世界。女性に選挙権が与えられていなかった時代に、男女平等を訴え選挙権を求めて命がけで闘った女性たちがいた。エメリン・パンクハーストのことを描いた絵本は読んだことがあるが、本書は絵本ではなく、美しいイラスト入りの年譜のようなものだった。女性だけでなく男性の参加もあったことに驚いた。逆に、女性に選挙権を与えることに反対する女性もいた。とにかく、現代の日本で行われる選挙における投票率の低さは、恥としか言いようがない。政治に参加する権利をなぜ放棄する?2023/08/26
みーまりぽん
24
図書館新入荷コーナーに面陳されてて、「この絵!」と反応して即、抱えてました。装画でおなじみの著者が、初めて文章も担当した作品だとのこと。内容はまあ副題の通りですが、「平等」の中でも特に「女性参政権」を要求し闘った女性たちの逸話を、1867年の議案却下から1928年に権利を獲得するまでを追いつつ紹介しています。ちなみに本文によれば「サフラジェット」とは女性社会政治連合WSPUメンバーを指す、とあるので、穏健派の女性参政権協会全国連盟NUWSSなども取上げる本書のタイトルは「サフラジスト」であるべきでは..?2021/03/03
花林糖
21
(図書館本)英国で1928年に全ての女性に投票権を手にするまでを描いた本。絵本だけれど頁数の多くかなり本格的。人物や当時の様子を詳細に述べられているので知らない事も多く興味深かったです。反対派で特に有名なのはヴィクトリア女王やチャーチル、ハンフリー・ウォード等。サフラジェット(女性社会政治連合WSPU/1903年に活動開始)は王女からお針子まで8000人程が賛同し1000人以上が刑務所送り。サフラジストは女性参政権教会全国連盟(NUWSS/1800年代中盤~)でWSPUとは活動も理念も全く違うんですね。 2021/04/21
魚京童!
15
歌え、高らかに きみたちの歌を! 風とともに叫べ、夜はもうすぐ明けるから 進め、進め 体を大きく左右にゆすりながら われらの旗は大きく翻り 希望が目を覚ます 2024/04/13
みよちゃん
11
絵が素敵で、書名が馴染みなく読んでみた。良く参政権の事が調査できたと、しかも個人の似顔絵がよく書けた物だと感心した。大判の本で字もそれなりに多いので、時間かかった。殆ど知らない人が多く、60年以上にわたり運動して勝ち取った参政権。大事にしなければならない。2021/05/18