内容説明
大都市近郊に奇跡的に残された池子の森。この貴重な森の生態系を守るためにわたしたちにできることとは?池子の森を守るために、富野暉一郎市場のブレーンとして、生態系調査を主導し、政策理論を構築した著者たちが、当時の逗子市の画期的な環境政策を紹介しつつ、子どもたちと森の未来へ向けてエコフィロソフィ“自然と人間の関係”を問う。
目次
1部 エコロジー自治運動(池子の森とは?;戦争に翻弄された池子の森;なぜ、池子の森は保たれてきたか ほか)
2部 エコロジー政策をめぐって(池子の森の価値をどう評価するか;池子の森の生物的自然としての価値;池子の森の身近な自然としての価値 ほか)
3部 関連資料 池子の森の地域生態計画(地域生態計画とは何か;地域生態計画の考え方;地域生態計画の検討結果)
著者等紹介
小林仁[コバヤシヒトシ]
ズシップ連合会常務理事。1972年から2005年まで逗子市役所に勤務、この間、平和都市推進室長として「池子米軍家族住宅建設計画」を担当する
川瀬博[カワセヒロシ]
神奈川大学法学部特任教授。博士(学術)。専門は環境政策、環境学。都市における自然保護・生態系保全について研究
石川孝之[イシカワタカユキ]
神奈川大学グローカル環境政策研究所客員教授。技術士(建設環境)。長年にわたり自治体で公害環境行政に従事。2003年から2011年まで横浜国立大学非常勤講師、2010年から神奈川大学法学研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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