内容説明
生産者・消費者・行政がごみに対する考え方を変える必要がある。ごみをめぐる最新情報、拡大生産者責任に関する国際的な動向を紹介しながら、処理費用をキーワードに「日本のごみ問題」を再点検し、その現状と解決策を提起した注目の書。
目次
転換を迫られるごみとリサイクル
ごみはどのように処理されてきたか
ごみを処理する法律とごみ行政
焼却施設をめぐる政・官・財の癒着
ごみ減量時代に乗り遅れる国と自治体
ごみ収集の有料化をどう考えるか
リサイクルでごみ問題は解決するか
容器包装リサイクル法の仕組みと現実
プラスチック問題をどう解決するか
循環型社会を作る法律
海外の容器包装リサイクル
廃棄物処理の新技術にどのようなものがあるか
ごみ減量を進めるために
著者等紹介
服部美佐子[ハットリミサコ]
NPO法人ごみ・環境ビジョン21副理事長。生活協同組合で水や原発など環境問題の活動を始める。92年より日の出処分場紛争に関わり、「三多摩・自区内処理を実現する市民プロジェクト」、「むさしの・ごみを考える会」を発足。97年「ごみ・環境ビジョン21(現NPO法人)」を設立。03年より「容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワーク」事務局。04年7月より環境省・中央環境審議会臨時委員。ごみ問題、ドイツの環境政策などをテーマに講師を務める
杉本裕明[スギモトヒロアキ]
朝日新聞記者。北海道支社報道部を振り出しに、東京本社社会部、くらし編集部(現・生活部)で環境庁、環境省の取材を通算6年担当。総合研究センター主任研究員などを経て、名古屋本社報道センター記者。自然保護、化学物質、環境アセスメント、大気汚染、水質汚染、廃棄物、ダム、河川行政などの環境分野を幅広くフォローし、市民参加、情報公開にも詳しい
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