内容説明
心理療法に革命を起こし、今なお大きな影響を与え続けているミルトン・エリクソン。優れた催眠療法家、精神科医、研究者としてだけでなく、家庭人としてもすばらしい夫、父親であり、そのヒーラーとしてのカリスマ的な魅力は多くの人を惹きつけてやまない。本書では、エリクソンの知られざる面を、妻のエリザベスや本書の編者であるベティ・アリスら家族と、ロッシ、ランクトン、ショート、ギリガンら多くの関係者の証言で明らかにし、エリクソンが本物のヒーラーであったことを証明している。エリクソンの人生の記録資料とも言える若き日のカヌー旅行の日記や家族との手紙からオルダス・ハクスリーとのトランスについての共同研究や臨床面接のデモンストレーションの記録まで収載された、まさにエリクソンの仕事と人物像をトータルに理解するために欠かせない一冊となっている。自ら多難な人生の地平を切り開いたエリクソンを知ることで、ますます多くの人たちが、エリクソンに、催眠療法に親しみが持てるようになることであろう。
目次
第1章 アメリカン・ヒーラー
第2章 父の思い出
第3章 さらなる思い出話
第4章 おじいちゃんの手紙
第5章 カヌー日記と写真アルバム
第6章 臨床ケース
第7章 さまざまな意識状態の性質と特徴に関するオルダス・ハクスリーとの特別調査
第8章 ヒーラーとしてのエリクソン―友人や同僚による回想
著者等紹介
横井勝美[ヨコイカツミ]
1955年生まれ。1981年愛知学院大学歯学部卒業。1985年愛知学院大学歯学部歯学専攻科(大学院)修了。歯学博士。愛知県あま市にて横井歯科医院開業
中田美綾[ナカダミヤ]
1971年生まれ。1994年慶應義塾大学文学部卒業。2001年よりフリー翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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