複雑性PTSDの臨床―“心的外傷~トラウマ”の診断力と対応力を高めよう

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複雑性PTSDの臨床―“心的外傷~トラウマ”の診断力と対応力を高めよう

  • 原田 誠一【編】
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  • 金剛出版(2021/03発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772418126
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C3011

内容説明

複雑性PTSD(CPTSD)は、いよいよ国際疾病分類(ICD‐11)における公式診断として登場することになり、わが国のトラウマ臨床において、そして一般の臨床においても広く使われることが予想される。本書は、CPTSDに関する基礎知識から臨床応用までを網羅した、現在数少ない本格的な臨床書である。昨今、日常臨床において、親による心理的・身体的虐待や学校でのいじめ・体罰、各種ハラスメントなど、CPTSDと関連性の深い事態・病態が多く見受けられるが、本書は現場で対応の難しいケースについて治療への有効なヒントを提供することだろう。さまざまな病態の背後にあるCPTSD、その適切な評価と治療的対応を詳述したわが国初の臨床書。

目次

第1部 複雑性PTSDの基礎知識(複雑性PTSDの概念・診断・治療;複雑なPTSDの治療手順;CPTSDについて考える ほか)
第2部 複雑性PTSDをめぐる臨床的話題(現代の心的外傷体験考―我が国が抱える“変化した/変化していない”問題点から考える;子どもの複雑性トラウマをどうとらえるか;安全感と安心感を提供する ほか)
特論 三つの論文を学び味わう―心的外傷理論の重要性と危険性(心的外傷理論の拡大化に反対する;心的外傷―問題の所在;トラウマ論が精神療法学にもたらしたもの ほか)

著者等紹介

原田誠一[ハラダセイイチ]
昭和32年東京で生まれる。昭和58年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科。東京都立中部総合精神保健センター。東京都立墨東病院内科・救命救急センター。神経研究所附属晴和病院。東京逓信病院精神科・医長。三重大学医学部精神科・講師。国立精神・神経センター武蔵病院(現・国立精神・神経医療研究センター病院)外来部長を経て、平成18年7月、東京飯田橋に原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所を開設。奈良県立医科大学精神科、大正大学・学習院大学臨床心理学科、非常勤講師を併任。学会活動:日本認知療法・認知行動療法学会監事。日本精神神経学会・精神療法委員会委員など。学術専門誌活動:「精神療法」誌(金剛出版)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆいまある

88
現在「境界型パーソナリティ障害」と呼ばれている人の多くが機能不全家庭で育ってることに、実は精神科医は気づいている。持って生まれた性格ではなくて環境因なのである。そこで漸く、ICD-11から、複雑性PTSDという病名が解禁されることになった。発達障害バブルの次はトラウマブームが来ると予言してもいい。それでこの本を買ったんだが、神田橋処方とか、名人芸の治療ばかりで思ったより参考にならなかった。最後にレジェンド精神科医の名論文が収載されており、下坂先生のボーダーてのは被害者ぶるから鵜呑みにすなの言葉に溜飲下がる2021/07/21

ひろか

8
雑誌での特集が散見されるようになってきたが、複雑性PTSDを冠にした書籍はは初めてか。 編者である原田誠一氏の論文集+複雑性PTSDの詳しい著者ラインナップ+レジェンドの過去論文まとめといった感じの構成。2021/03/13

de_pa

4
複雑性PTSDについて幅広く論じられた本である。秀逸なのは、「心的外傷論の重要性と危険性」と題し、PTSDにまつわる論文三編が収録されていることである。これが本書に絶妙なバランス、味わいを加えている。2021/05/16

ちー

1
一章が短く、複雑性PTSDに関して広くれる。BPDとの違いを明記してあるのは参考になった。この疾患の本質は【傷ついた体験を他者に理解してもらえないこと】なのかなと思った。トラウマの概念を広げすぎると、加害-被害の分断を広げてしまう。必要なことは内なる悪を引き受けていくこと。治療者としては、中立性を保ちつつも心理教育を行ない「あなたはどう思われますか」という態度を意識するとよいのかな。2021/12/09

null

0
さまざまさ精神科医のCPTSDに対する見解が述べられていて大変参考になった。特に下坂幸三による「心的外傷理論の拡大化に反対する」は深い考察のもと反対していることが勉強になった。2024/02/20

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